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発達障がいの子供に向き合う学習とは?【現場からの提言】

3月 1, 2020

悩む人

うちの子どもは本当に落ち着きがなくて、授業中も集中できてないみたいです。

宿題もほとんど手をつけてないし。本当に心配

私も20年以上教師をしているが、落ち着きがない生徒や極端に勉強が苦手な生徒も教えてきた。

あまり心配せず、子供の状態に応じた適切な対応をしてあげたいところだね。

たそ
この記事はこんな悩みを持つ人へ

  • 子どもの家庭学習をどうしたらいいのかわからない
  • 子どもが学校の授業についていけていない
  • 子どもが発達障がいかもしれない

他の子どもと比べて、座って授業を受けることが苦手で、勉強が極端にできないと「もしかして、発達障がいや学習障がい?」と心配になることもあります。

何らかの発達障がいを抱える子どもの数は年々増加しています。

私が教師になりたての頃は、そうした子供は学校に一人いるかいないかという状況でしたが、最近ではクラスに少なくとも一人は、発達障がいの傾向を持つ生徒がいると思います。

少しでも心配ならば医療機関で診てもらった方が良い。

教師目線で言うと、子供の的確な状況が分かった方が適切な対応が取りやすい。

たそ

医療機関で診断を受けて、発達障害、あるいはグレーゾーン(その傾向がある)となった場合に、家庭でどんな勉強をさせるべきかと悩んでいるのは、あなただけではありません。

この記事では、発達障害やグレーゾーンの子供の特徴から、学習上の注意点までを解説します。

今回紹介する学習上の注意点は、勉強が苦手で、学習習慣が身に付いていない子供にも応用できる部分があるので、勉強嫌いな子供を持つ保護者も参考にしてください。

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発達障害の子供の学習上の注意点

発達障がいの子どもに勉強をさせるときに、注意することは次の2点です。

ポイント

  • 特性を理解して「自己肯定感」を持たせる
  • 特性に配慮した学習環境と教材を与える

特性を把握することがまず大切になります。

悩む人

発達障害の子供の特性?

では、発達障がいを持つ子どもの特性とはどのようなものでしょうか。

まずは4つの特性を確認していきましょう。

発達障害の特性に応じた学習方法の詳細

発達障がいを持つ子どもの特性は?

発達障がいを持つ子どもの特性は?
子供の特性を知りましょう。

そもそも、発達障害とは「発達に問題がある障がい」の総称。

代表的な発達障害は次の3つ。

  • 衝動性が強い「ADHD(注意欠陥・多動性障がい)
  • コミュニケーションが苦手でこだわりの強い「ASD(自閉症スペクトラム障がい)
  • 聞く・話す・読む・書く・計算等が苦手な「LD(学習障害)

それぞれの特徴や傾向を簡単に確認していきましょう。

特性①思いついたらすぐに行動

特性①は思いついたらすぐ行動に移してしまうこと。

不注意、多動性、衝動性はADHDの特徴の1つと言われています。

授業中に他の子供は座っているのに、急に窓の外が気になって、立ち歩いて窓を開けて外を見る、といった行動をします。

いわゆる「空気が読めない」行動。

思ったことをパッと口に出してしまう、思いついたことを即座にしてしまう感じですね。

特性②我慢ができない

特性②は、我慢ができないこと。特性①と同じような感じです。

ADHDの子どもは刺激に対する衝動を抑えることができません

例えば、体育の時間に、先生の話を聞かないといけないのに、砂をいじり、石を投げる。

「今遊んだら先生に怒られる」と考えて、我慢をすることができません。

特性③コミュニケーションが苦手

特性③はコミュニケーションが苦手なこと。

これはASDの子供に多い傾向

話をしているときに目が合わない。無関心な素振りをしてしまう。

話をしても、いまいち話通らないな・・と感じてしまう子供です。

特性④こだわりが異常に強い

特性④はこだわりが強い。

ASDの子どもは特定の物に強いこだわりを持っていることがあります。

電車や昆虫、数字、記号、地図などの特定のものごとに強い興味を示します。

また、何かをするときの順番(ルーティーン)などにもこだわりを持つ。

「こうじゃないとダメ!」という頑固さがあったりします。

特性⑤読み書き計算が極端に苦手

特性⑤は基本的な勉強のある分野が他と比べて苦手。

これはLDの子供の特性ですね。

特定の分野に限られることが多い。

例えば、読むことだけがすごく遅い、計算だけができない、といった感じ。

そのせいで、努力不足や勉強不足とされてしまいがちです。

たそ

発達障がいを持つ子どもの特性を踏まえ、最初に戻って、学校現場の立場から2つ注意点を解説します。

発達障害の特性に応じた学習方法の詳細

発達障がいの子どもの学習上2つの注意点

学習上の2つの注意点

発達障がいの子どもの学習においては、次の2点に注意をして勉強をさせていきましょう。

ポイント

  • 特性を理解して「自己肯定感」を持たせる
  • 特性に配慮した学習環境と教材を与える

キーワードは「自己肯定感」、「学習環境と教材」。

この2つについて、もう少し詳しく解説していきます。

自己肯定感を高め二次的な問題を防ぐ

発達障がいを持つ子どもは、その特性のために「できない子ども」と不当な評価をされることがあります。

自己肯定感を高め二次的な問題を防ぐ
こんな感じで叱っても逆効果

自分では頑張っているのに、怒られたり、叱られたりすると、「自分はダメだ」という思い込んでしまう。

その結果、消極的、自暴自棄になり、学力の低下、不登校や反社会的行為などの二次的な問題を引き起こします。

発達障がいの2次的問題
"流山市議会議員 近藤みほ オフィシャルサイトより引用"

まずは周りの人間、保護者・教員・級友が、その子どもの特性を個性として捉える。

子どものあるがままの姿を受け止めていくことが大切なんですね。

少し難しいかもしれませんが、発達障がいの子どもの持つ特性を長所と捉えなおす。

苦手なことを無理やりさせるよりも、好きなことや得意なことをどんどんやらせてみましょう。

発達障害の特性に応じた学習方法の詳細

特性に配慮した学習環境を用意する

特性に配慮した学習環境を用意する
学校での配慮を家庭にも取り入れてみましょう。

現在の学校現場、特に教室では、発達障がいを持つ生徒に対して支援や配慮を行なっています。

家庭の学習環境にも応用できるものもあります。

学校における支援や配慮の例

  • 授業ルールを明確にする(明示する)
  • 教室の前方には掲示物はしない(気が散るから)
  • クールダウンする部屋やスペースを用意する(勉強する場所と休憩場所を分ける)
  • 予定を突然変えない、変える場合は事前に説明する(手順を大切にする)
  • 試験時間を通常より長くする(苦手な生徒への配慮)
  • 板書はタブレットで写真にとる(ノートに書かなくても良い)
  • 独り言や身体をゆらす等は許容する

この授業内での配慮事項から、家庭でも利用できるものを考えてみましょう。

家庭学習での配慮例

  1. 家庭学習でのルールを決めて明示する
  2. ルールを守れたらしっかり褒める
  3. こちらの都合でルールを変えない
  4. 机の周りには学習に関係ないものを置かない
  5. 休憩がしたい時はさせる

●学習のルールについて

学習に関するルールをあらかじめ決めて、子供が分かるようにしておきましょう。

例えば、「〇〇時になったら勉強を始める」、「1日〇〇分はイスに座って取り組む」など、きちんと決めておく。

もちろん、できない時もあるだろうけど、あまり叱らずに、逆にちゃんとできた時はしっかり褒めてあげましょう。

先ほどの「自己肯定感」の話にも合ったように、基本は「褒めて伸ばす」

あと、ルールを親の方が破らない、勝手に変えないように注意をしましょう。

保護者がルールを破ると不信感に繋がってしまう。

たそ

不信感を持ってしまうと、どんな指導も通らないから、焦らずいきましょう。

注意が他に向かないように配慮

机の周りは子供が集中できるように整理整頓を心がけましょう。

机周りには何も置かない方がいいです。

勉強する時には勉強だけに注意力が向くように配慮をしましょう。

意欲を重視

子供の勉強のやる気を大切にしましょう。

やりたくない!と子供が言うときは、無理矢理させないようにしましょう。

休憩したい時は、休憩させる。

気楽に構えて、子供がやる気を出した時に、勉強させる、で十分です。

発達障害の特性に応じた学習方法の詳細

まとめ 特性に応じた環境と教材を

子供に合った教材と環境を

今回は、発達障がい・学習障がいの子どもの家庭学習とどう向き合うかについて紹介しました。

この記事のまとめ

発達障害・学習障害を持つ子供の家庭での学習は、次の2つがポイントになります。

  • 自己肯定感を持たせる
  • 特性に配慮した環境を用意する

ただし、家庭だけでこの2つを行うことは、そう簡単ではありません。

発達障がいの子どもに適した通信教材を利用するのも一つの手段です。

発達障害の特性に応じた学習方法の詳細

発達障がいの子どもを支えるのはやはり保護者との関係。

保護者だけで全部をしようと思うとストレスでつぶれてしまいます。

医療機関・学校、そして適切な教材を利用して、子どもの可能性を伸ばしていけたら良いですね。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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