
英作文が苦手。英検のエッセイライティングとかどうやって勉強したらいいの?
英語が得意な人でも、英作文が苦手という人は結構多いけど、正しく勉強していけば、きっと書けるようになるよ。

自分の意見を書くような自由英作文、あるいはエッセイライティングで、「何を、どうやって、書いていいのか分からない!」と悩む人も多いはずです。
英検準1級でも120〜150語、英検1級では200〜240語と、かなり長い英文を書く必要があります。大学入試でさえも100語程度は書かないといけない大学も多いですね。
この記事では英語ライティングを独学で勉強する方法について紹介します。
私自身も、ほぼ独学で英語を勉強していて、英検1級などのエッセイを書けるようになったし、2次試験のスピーチもパッと作れるようになりましたよ。
この記事で分かること
- 英語ライティングの2つの勉強方法
- 英語ライティングの勉強に使える教材とツール
- 英語ライティング力を飛躍的に上げるコツ
この記事が、エッセイライティングに悩む人の参考になれば幸いです。ぜひ、最後までお読みください。
この記事を書いた人
現役英語教師(20年目)。高校3年時、1日14時間の独学で偏差値40台から80まで上げる。浪人を経験し、文学部英文科から英語教師の道へ。英検1級一発合格・TOEIC満点。教育困難校からトップ校で勤務。abcを書けない生徒から東大・京大を受験する生徒まで指導経験あり。
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独学でできる英語ライティングの2つの勉強

英語のライティングの勉強法は大きく2つあります。この2つの勉強を同時進行にしていきましょう。
ポイント
- 正確に正しく書く勉強
- 良い構成で書く勉強
エッセイ・ライティングや自由英作文であっても、まずは正しく正確に書けないといけません。
ただし、そんなに難しい表現を身につける必要はなく、簡単な英語で良いので、正確に書く練習が必要ですね。
そして、エッセイのような長い英文を書くのに大切なのは文章の構成。どんなにたくさん英語を書いても、中身がない、問いに答えていない、構成が悪い、となればバッサリ0点です。
正しく書くこと、文章の構成について、それぞれ見ていこう。

独学の英語ライティング勉強法① 正しく書く
独学の英語ライティング勉強法①は、正しく書くこと。簡単な表現でも良いので、正しく正確な英語を書かないと、いくら100語、200語書いても意味がない。

まず正確に書けないとダメなのね。
きちんとした英語を書く勉強方法は次の3つのポイントを押さえると良いですね。
- 使える例文を覚える。
- 繰り返し何度も書く。
- 簡単な日本語で考える。
まずは正しい例文を覚えながら、基本的な和文英訳の問題を繰り返すという練習が、地味ですが一番効果的。
その時に、難しい日本語や表現を簡単な日本語で置き換えたり、言い換えたりできれば完璧です。
英語はスポーツと同じで地道な基礎練習が大切になるよ。

和文英訳の勉強方法については、別の記事でまとめていますので、合わせてお読みください。
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英作文の勉強法の3つのコツ(和文英訳編)|現役英語教師が解説
続きを見る
英語を書くことが特に苦手で「イチから英語を書く勉強がしたい!」とお考えの人には、名著『書く英語』がおすすめ。中学校の最初の基礎の「き」から書く練習ができる参考書です。
『書く英語』は、本当の基礎から学べること、圧倒的な練習問題の数が魅力。詳細は下の記事をご覧ください。
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【いちから英作文をやり直す】参考書『書く英語』レビュー|現役英語教師が解説
続きを見る
独学の英語ライティング勉強法② 構成よく書く
独学の英語ライティング勉強法②は構成よく書くことです。自由英作文やエッセイ・ライティングで100語〜200語などたくさん書く必要があります。
しかし、いくらたくさん英語を書いても、「だらだらと長いだけで内容がない、パラグラフ構成がめちゃくちゃ」、こんな英文では、相手に伝わらないし、試験でも合格点は程遠い。

確かに・・・。たくさん書くことに必死であまり英文の構成まで考えてない・・・。
100語以上の長い英作文やエッセイを書くとなると、大切なのはパラグラフ構成。何から書き始めて、どのように論を展開していくか。これができないとぐだぐだの英文になってしまいます。
パラグラフ(構成)を意識したライティングの勉強方法は・・・
- 英語の文章の構成方法を学ぶ
- ディスコースマーカーを身に付ける
文章構成とディスコースマーカーについて勉強して、構成を真似をして書く練習を繰り返すのが一番。
文章の構成についての勉強方法や使用教材については、別の記事で詳しくまとめていますので、合わせてお読みください。
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【実は簡単!】自由英作文の勉強法とおすすめの参考書|現役英語教師が解説
続きを見る
英語ライティングは添削指導で飛躍的に向上する

英語のライティングに練習は、実際に自分で書いて自己添削をすることの繰り返しです。
しかし、添削指導を利用すると、自己添削では気づけない英文のミスや、文章構成のアドバイスが受けられ、ライティングの技術がググッと向上します。
ただし!ある程度書けるレベルになってから添削指導を受けた方が良い!

ライティングの添削指導を受ける際の注意点
先ほど紹介した、2つの勉強方法(正しく書く、構成を学ぶ)をして、そこそこ書けるようになってから添削指導を受けないと、添削どころか全文書き直しのようになって、あまり意味がありません。
私も添削指導をしていますが、どこから添削したら・・・と悩むような作文がたくさんあります。

でも、添削指導って誰に頼んだら良いのですか?
添削指導を受けたいのなら、学生さんであれば、私のような英語の先生にお願いするのが一番良いです。何しろタダだし、先生は喜んで添削してくれます。
身近に頼めるような人がいない場合はオンライン添削という手段もあります。
英語のライティング添削にはオンラインがおすすめ

英文添削アイディーは、日本人講師とネイティブ講師から、自分が選んで添削指導を受けることができます。
解説無しでお手軽添削と解説付きの学べる添削の2種類から選んで添削してもらえます。当然、お手軽添削の方が料金も安いので、必要に応じて利用できますね。


添削にもかなり種類があって、自分に必要な添削を選ぶことができます。
例えば、英検のエッセイ・ライティングの添削指導を受講したいということであれば、「自由英作文添削課題」というコースがあります。与えられたテーマについて英文を書いて添削してもらうこともできます。
自分が書いた英検の過去問の添削を希望する場合は、「持ち込み英文添削」を選択すれば、自分が書いた答案を添削してもらえます。
アイディーのサービス
- 持ち込み英文添削
- 英語日記課題添削
- 日替わり英作文課題添削
- 自由英作文課題添削
- 和文英訳課題添削
- 写真描写課題添削
- 英文Eメール課題添削
オンライン添削はかなり有効な手段ですが、唯一の問題はコスト。英語専門家やネイティブのチェックや解説がつくので、多少高くなるのは仕方ないところです。

1単語あたりのポイント制で少しわかりにくいですが、1ポイントが約8.9円だから、200語を依頼すると約1,780円かかります。

結構高いのねー・・・。
ここ1番の大切な試験の前だけに添削指導を受けるというのもありだよ。

ポイント制であれば、必要な時だけ添削指導を受けるというスタイルで良いのがメリットです。
普段は、独学で書く練習をして、試験の前だけに数回添削を受けるという方法がコスパが高く効率的ですね。また、お得な定期券払いもありますよ。
今なら100ポイント分が無料で付与されるので、試しに登録して添削指導を受けてみましょう。

1〜2週間に1回とかで指導受けるなら、そんなに費用はかからないし、効果的ですね。
英語ライティングの独学で必須のツール

英語のライティングを独学で勉強するために持っておくべき必須のツール。それは電子辞書。
特に独学で勉強する場合には、電子辞書の有無で効率がまったく違います。
電子辞書のメリットは・・・
- 複数の辞書が同時に検索できる。
- 単語の使い方(語法)や例文を参考にして書ける。
複数の辞書をパッと調べられるのが最大のメリット。英和辞書、英英辞書、さらにコロケーション辞書が入っているものがあれば良いですね。
コロケーション
collocation(コロケーション)は、ある単語と単語のよく使われる自然な組み合わせのことです。
日本語で考えると「線を書く」と「線を引く」どちらがより自然か?というようなことになりますね。
有名なコロケーション辞書は『Oxford Collocations Dictionary For Students of English』ですね。ある単語とセット使われる単語を知りたい時には大変便利。
多くの辞書を使いこなしていくことで、ライティングの能力はグッと向上するわけですが、たくさんの辞書を持ち歩いて、1冊ずつ辞書を引くのも難しい。電子辞書は1台で済むから本当に便利ですよ。
電子辞書の選び方についての詳細は下の記事をお読みください。
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【英語学習の必需品】英語学習におすすめ電子辞書|現役英語教師が解説
続きを見る
手っ取り早くおすすめの電子辞書は???となるとカシオのエクスワードがど定番です。
高校生向けの英語強化モデルXD-SR4900であれば、大辞典もコロケーションの辞書もあるのでコスパが高いですよ。
英語のライティングは独学で身に付く

今回は、英語のライティング、特に長めの作文やエッセイライティングの独学での勉強の仕方について紹介してきました。
英語学習の基本は、まずは土台となる基礎的な力を身に付けること。そのために、コツコツと毎日少しでも書く練習をしていきましょう。
- 正しく書く練習
- 文章の構成と組み立てを学ぶ
- ある程度長い文章が書けるようになれば、添削指導を受ける
コツコツと積み上げていくことが一番の近道です。焦らずやれば、書く力はきっと向上します。私もこの方法で英語を書くということができるようになりました。
書くことに悩む方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。