英検受験者にとって1つの壁がエッセイライティング。
英検3級にもライティング問題が導入されて結構な時間が経ちましたが、25〜35語書くとなると苦手意識を持っている受験者も少なくない。
今回は、英検3級のライティング問題の書き方やコツを解説していきます。
うちの子供、初めて3級受験するんだけど、大丈夫かしら?
初めての受験でも、前回のリベンジ受験でも、合格ラインを突破するための書き方やコツを紹介するよ!
この記事で分かること
- 英検3級ライティング問題のポイント
- 英検3級ライティング問題の書き方とコツ
この記事を読むと、英検3級ライティング問題の合格点をゲットするコツが分かります。
英検3級を受験するけど、ライティング問題に不安を抱えている方はぜひお読みください。
動画でも解説をしています。合わせてご覧ください。
英検3級ライティング問題のポイントを確認
英検3級ライティング問題の書き方を考える前に、まずは問題をチェックして、「何が求められているのか」をしっかりと確認しておきましょう。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず!」まずは問題を分析しますよ!
英検3級ライティングの過去問をチェック
2021年第3回の問題をチェック。ポイントは赤丸の3箇所です。
- あなたの考えとその理由を2つ
- 25語〜35語
- QUESTION: What do you enjoy doing on weekends?(週末に何をして楽しんでいますか?)
一番大切なポイントは「自分の考えと理由を2つ書く」という点。
ここを押さえることが何より大切。
どんなに良い英文を書いても、問いに答えていないと0点ですからね。
語数で悩む人が多いですが、自分の意見と2つの理由を書けばすぐに30語くらいになります。
今回の問題で言えば、設問は”What do you enjoy doing on weekends?"(週末に何をして楽しみますか?)ということなので、まず「何をするか」を最初に書いて、次にその理由を2つ書けば良いだけです。
この問いの趣旨を押さえていれば、そんなに大外れはしないので、まずライティングは合格点をゲットできます。
解答例でポイントをチェック
英検協会が出している解答例でポイントを確認してみましょう。
まずは「家の近くの公園に行く」と自分の考えを述べます。
赤枠の箇所になります。
その後で、理由を2つ並べています。First以降が1つ目、Second以降が2つ目になります。
2つの理由は、「友達とサッカーができる」「公園の美しい景色を写真で撮れる」と、そんなに大した理由ではありませんね。
この程度で十分なわけですね。
3級ライティングのポイント
- 問いに対する自分の考え→理由2つの順番で書く。
- 内容自体はそこまでしっかりしてなくても良い。
英検3級ライティング問題攻略の2つのコツ
さて、ここから英検3級ライティング問題の書き方のコツを紹介していきます。ポイントは大きく2つだけです。
書き方のコツ
- 構成を守って書く
- 自分の使える単語・表現で書く
ライティングの構成を守り、自分の使える単語を選んで書く。
シンプルにこの2つに注意していきましょう。
それでは、1つずつ解説していくよ!
英検3級ライティング問題の書き方①構成を守る
まず最初のポイントは、書く構成を守ることです。
自分の意見→2つの理由
この手順を守ります。
型どおりに書けば、大外れにならない。
ライティング問題では、満点を取る必要はないので、しっかりと合格点がゲットできる型で書きましょう。
その際に役立つのがディスコースマーカーです。
今回で言えば、理由の前におく「First(まず最初に)」と「Second(2つ目は)」「Also(または)」の2つ。
まず自分の意見を書く。その後に続いて、「First」として1つ目の理由。さらに「SecondあるいはAlso」として、2つ目の理由を加えていきます。
この構成を守るだけで、合格ラインに大きく近づく!
英検3級ライティング問題の書き方②自分が使える表現を使う
英検3級ライティング問題の書き方のもう1つのポイントは自分が使える表現で書くことです。
先ほどの解答例で確認したように、書く内容はそこまでしっかりとしたことを書く必要はありません。
自分が使える英語の表現と単語で簡単に書いてミスを減らすことが大切。
ミスを減らし、自分が使える表現で簡単に書く方法を具体的に考えていきましょう。
2021年第2回
Which do you like better, hot weather or cold weather?(熱い気候と寒い気候どちらが好きですか?)
まず意見をノーミスで書くには、質問文を利用しましょう。
質問文”Which do you like better”の部分に使うべき動詞”like”が与えられているので、それを利用します。
主語はI(私)に変えます。
I like ~~ better.(私は〜〜が好きです)。
上記のような形を作ることができますね。
あとは〜〜の部分に、”hot weather or cold weather”のどちらかを入れてやるだけです。
- I like hot weather better.(熱い気候が好き)
- I like cold weather better.(寒い気候が好き)
こうして作った意見に対して、理由を2つずつ考えていきます。
自分が思い付く中でなるべく簡単な、小学生でも分かるような理由を考えましょう。
理由の例
- スポーツ(夏ならでは、冬ならでは)
- 趣味
- 料理
この理由の例からもう少し深掘りして、2つほど理由を考えていきます。
- 海で泳ぐことができるから
- スキーやスノボができるから
- 雪遊びができるから
- アイスクリームなどの冷たいデザートを楽しめるから
もう1つ注意点としては、消極的な理由は避けましょう。
消極的な理由??
消極的な理由とは、反対の意見が嫌いとは苦手とか、そういう感じ理由だね。
消極的な理由の例
- 〜〜が嫌いだから:「夏が嫌いだから、冬が良い。」
- 〜〜が苦手だから:「暑いのが苦手だから、冬が良い。」
- 〜〜ができないから:「海で泳げないから、冬が良い。」
あとは、自分が思い付いた理由をもとに、英語でかける意見で書き始めたら大丈夫!
あれ?実際の自分の意見と違っても良いの?
まったく問題ない。自分が表現しやすい理由を選んで書けば良いよ。
このように、自分が分かる表現や書きやすい理由で書いていくことが、ミスを減らし合格ラインをパスするコツになります。
まとめ 英検3級ライティングは構成を守るだけ
今回は、英検3級のライティング問題の書き方のコツを紹介しました。
- 問いに対する答えを書く→理由を2つ
- 理由は自分が思いついて書けそうなものを使う
合格ラインをゲットするためには、この2つを押さえておくだけで十分です。
このポイントを押さえて、過去問や予想問題集を利用して、練習をしていきましょう。
練習には『7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 5訂版』がおすすめ。英検問題集では、信頼と実績の旺文社。これで練習をしておきましょう。
ライティング以外の英検対策は別の記事でもまとめていますので、合わせてお読みください。
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【保存版】小学生からの英検対策(3級〜5級)|現役英語教師が解説
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最後までお読みいただきありがとうございました。