どうも、たそです!
今回は、国公立大学の二次試験の英作文対策におすすめの問題集を紹介しますよー。
国公立大学の英語試験で英作文に苦手意識を感じている受験生はあなただけではありません。
受験生が記述問題に取り組むべき期間は2つ。
- 夏休み〜秋まで。
- 共通テスト終了後。
秋から共通テストのためにマーク演習をがっつりするので、秋までにはいくらか記述問題をしておく必要があります。
また共通テスト後にきっちりと記述対策をしていかないといけない。
この記事でわかること
基礎レベルから応用レベルまでのカバーできる英作文問題集。
国公立大学だけでなく、私大入試でも英作文が出題される場合もありますね。私大入試の英作文はかなり配点が高いから、計画的に取り組んでいきましょう。
注意
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【国公立2次・私大】英作文の勉強手順
国公立大の2次や私大の英作文の勉強方法を簡単に説明しておきます。
大学受験英作文の勉強法
- 基本的な構文をもとにした短文の作文練習をする
- 入試で問われやすい表現の練習をする
- 試験で合格点を取るためのコツを学ぶ
- 数行の長い作文の練習をする
- 自由英作文の練習をする
5つの手順がありますが、自分の作文力と大学の難易度や出題傾向の応じて取り組んでいけば良いですね。
地方国公立や私大入試であれば①〜③まで取り組めば十分です。
難関大学以上、例えば阪大や京大レベルを目指すなら④数行の長い作文の練習をしていきましょう。
自由英作文が出題されるようであれば⑤自由英作文の練習をする。
それでは① 〜 ⑤のレベルでのおすすめの問題集を紹介していきます。
【国公立2次・私大】レベル別英作文におすすめの5冊
それでは、ここからおすすめの英作文問題集をレベル別に紹介していきますよ。
自分の英作文のレベルや受験校の出題傾向に合わせて利用してくださいね。
基本構文と短文練習のための問題集
英作文の練習の基本は基本的な構文を習得すること。そのためには、短めの英作文の練習を繰り返すことが良いですね。
『[必修編] 英作文のトレーニング 』は基本を叩き込むのに最適な教材。
100題の英作文の演習を通して、基本的な構文・文法を確認できます。
この問題集は、文法項目ごとに学習ができるので、最初から丁寧に作文をやり直したい人には最適。
1題の構成は見開き2ページで「問い→誤答例→解説→解答例」といたってシンプルながら、解説はポイントを押さえているので学習しやすい。
まずはこの問題集を1冊やり切って基礎的な作文能力を身に付けよう。
私大入試や普通の国公立大学レベルであれば、英作文はこの1冊でほぼ完成できますよ。
短めの作文だから、1日10題くらいに取り組めば10日で終わります。2〜3周繰り返していけば、基礎が徹底できますね。
作文が本当に苦手だ!と悩む人はまずはこの1冊を仕上げてみよう!
入試で問われやすい表現の練習をする問題集
ある程度の基礎が身に付いている人は『決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本 』がおすすめ。
この問題集は『[必修編] 英作文のトレーニング 』とは違った視点で利用することをお勧めします。
文法項目別ではなくて、入試で問われやすい表現や項目ごとに焦点をあてています。例えば、「主語」、「時制」、「目的」、「動詞」といった、英作文をするときにちょっと悩んでしまう項目の練習ができる。
また、解説が詳しく、別解や関連知識をかなり詳細に載っているところもお勧めです。
目次をサッと見るだけでも、ちょっと頭を悩ませそうな、入試で狙われる表現が取り上げられているのが分かりますね。
そして何より解説がイイ!
著者は英作文の鬼として知られる竹岡広信氏。日本一添削している英語講師だそうです(自称)。
おそらく竹岡氏が添削の中で疑問に感じたことを、ネイティブに聞いたり、辞書なんかで調べ上げたりして、それをもとに解説を書いているんだろうと思われます。
だから、解説がすごくきめ細かい。
まず別解が多いですね。模範解答は2種類だけなんだけど、別の表現がたくさん紹介されています。
下の解説ページにおいても、「解説」の後に3〜4種類の書き方が載っています。
ここまで、別解がたくさん紹介されている問題集ってあまりないですね。
また、普通の作文問題集の解説は、メインテーマは詳細だけど、それ以外はノータッチの場合が多いですが、この問題集の解説はメインテーマはもちろん、テーマ以外の日本語を英語にする際の注意点がかなり詳しく書いてある。
ただし、難易度的には簡単では無いので、『[必修編] 英作文のトレーニング 』のレベルを終えてから取り組んだ方が良いですね。
「合格答案を書くコツ」を学ぶための問題集
ほとんどの受験生にとっては、『[必修編] 英作文のトレーニング 』と『決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本 』の2冊で十分です。
最後の仕上げとして、『減点されない英作文』を使って合格答案を作るコツを身に付けて「完成」といきましょう。
基本的に英作文は、主に減点によって採点されます。
合格答案を作成するには「よく書けてるなぁ」という感心させるような答案ではなくて、どんな採点者にでも「減点できない」と思わせる答案を作るコツを身につけること。
「減点されないためにどんなことに気をつけたら良いのか」にフォーカスした問題集です。内容を少し見てみましょう。
特に「UNIT3 減点されないための文法必須チェックポイント」はかなり使えます。やっぱり、ケアレスミスでの減点は避けたいですよね。
このチェックポイントを学んだことで救われた受験生が何人いたことか・・・
テクニック的な話になるかもしれませんが、やっぱり合格するために勉強しているんだから、現実的に点数を取るスキルは魅力的ですね。
最後の仕上げとして取り組んで、英作文で確実に得点が取れる力を身に付けましょう。
長文作文の練習をする
難関大学や最難関大学を目指す人は『最難関大への英作文 ハイパートレーニング』を利用して、更なるステップアップに励みましょう。
難関大学に出題される英作文のコツは次の2つ。
- 長い日本文を逐語訳せずに書くべき情報を整理して英語に直す
- 難解な日本文を英語にしやすい平易な日本語に直す
この情報の整理と和文和訳という2点が難関大攻略にはとても大切。
長い日本文や難解な日本語をそのまま逐語訳すると、すごく変な英文になることが多くて、バッサリと0点になってしまうことがあるよ!
与えられた日本文を整理して英語語に直し、難解な日本語を分かりやすい日本語に置き換えてから英語に直す練習が、この『最難関大への英作文 ハイパートレーニング』で出来る。
英作文の最難関と言われている京大の作文にも対応できる内容です。
難関・最難関を目指す人におすすめの1冊ですよ!
自由英作文の練習ができる問題集
最後に紹介するのは自由英作文の対策にぴったりの『自由英作文編 英作文のトレーニング』になります。
自由英作文は与えられたテーマについて英文を書くもの。
例えば・・・
問題例
ペットを飼うことには,どのようなメリットがあると思いますか。あなたの考えを90語程度の英語でまとめなさい。
(広島大学 令和2年度 V[B]より)
このようにまとまった語数の英語を書くのが自由英作文。
自由英作文は、英語を書く力はもちろん、文章を構成する力も求められるから、特別な対策が必要になりますね。つまり、自由英作文に特化した問題集が必要ということです。
自由英作文に特化した問題集にも色々とあるけど、『自由英作文編 英作文のトレーニング』がナンバーワン。
これまで色々な問題集や参考書を使って、受験指導をしてきたけど、自由英作文ではこれが一番使いやすい!
この本のすすめポイントは大きく2つ。
おすすめポイント
- 英文の構成の仕方が超分かりやすく書いてある
- ほぼすべての出題形式に対応している
この『自由英作文編 英作文のトレーニング』の1番のポイントは、「序章」に書かれている「英文の構成方法」。
数十ページにわたって、基本的な英文の構成パターンを解説してくれている。正直、英文の構成方法を理解できたら、自由英作文の対策は半分終わりと言ってもいいくらい。
序章だけでも、買って読む価値はあります。これは本当に永久保存版と言っていいレベル。
ちなみに私はこれでエッセイライティングの基礎が身についていたから、英検1級の作文も2次のスピーチもそんなに苦労しなかった。
英文の構成が自由英作文で一番大切。
これまで生徒の作文をたくさん添削してきたけど、構成ができていないとバッサリ0点になってしまう。
逆に、構成がしっかりしていると、簡単な英語でも多少のミスがあっても合格ラインには達する。
そして2つ目のポイントは豊富な出題形式に対応している点。
一口に自由英作文と言っても、色々なパターンがありますね。
先ほどの広島大学の例のように、「テーマに対して考えを述べる」というシンプルなものから、「図やグラフを説明する」、「写真や絵を描写する」、「英文を要約する」といったものまで、多くの出題形式があります。
すべて、とは言いませんが、この問題集は、ほとんどの形式に対応しているから、自分が受験する大学の形式に合った練習ができますね。
自由英作文対策であれば、この『自由英作文編 英作文のトレーニング』は外せない問題集です。
実際、私自身が受験生の頃(20数年前)から現在に至るまで売れ続けていることから、どれだけ優れた問題集かが分かりますね。
まとめ 英作文が向上する秘訣は??
今回は、国公立2次・私大対策におすすめの英作文問題集を5冊紹介しました。
今回紹介した教材
- 基礎固めの『[必修編] 英作文のトレーニング 』
- ステップアップの『決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本 』
- 仕上げの『減点されない英作文』
- 難関大学への『最難関大への英作文 ハイパートレーニング』
- 自由英作文対策は『自由英作文編 英作文のトレーニング』
どれも外れようがない名著ですので、自分のレベルや受験大学の出題傾向に合わせたものをゲットして、練習に励んで欲しいと思います。
どれにしようか悩む時間がもったいないから、さくっとゲットして、即練習。
作文が苦手な人はたくさんいると思うけど、実際に問題集を手にとって、ノートに自分なりの作文を書く、解説を読んで添削する。
この繰り返しで作文力が必ず向上します。
最後に英作文の勉強の注意点を!
「この表現はダメですか?」
生徒の英作文の添削指導をしていて、よく言われるのはこのセリフ。
これを言う生徒はあまり伸びない。
私の経験的にですけど。
自分の指導経験から、英作文向上の秘訣は・・・
- 自分自身の中途半端な英文をゴリ押ししない
- 解答例にあるような正しい英文を真似する
この点を守って練習を積み重ねたら、きっと英作文が大きな武器になります。
直前までがんばりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。