45歳にして、勝手に始めた「分厚い胸をゲットしよう」計画。
ホームジムとは言えないまでも、ベンチとダンベルをそろえていきます。
まず、インクラインベンチを決めたので、今回はダンベル選びについて悩んだお話です。
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【ぶ厚い胸を求めて】インクラインベンチが欲しい!|コスパ重視の3台で悩んだ件
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インクラインベンチについては上の記事でまとめてありますので、合わせてお読みください。
ジムのように、ダンベル台にズラーとダンベルを並べるのは美しいですけど、お家ではスペースに限りがあります。
スペースの関係から可変式のダンベルにするぞ!
可変式のダンベルは、1セットでいろんな重量を設定できる、という優れもの。
この記事では、重量を変えられるダンベルや選ぶポイントや決定までの過程を紹介しています。
この記事の内容
- 4種類の可変式ダンベル
- 可変式ダンベルを選ぶポイント
- 可変式ダンベルのメリット・デメリット
あくまでも個人的な見解でのダンベル選びですが、自宅トレにダンベルの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
小学1年から大学までサッカー部所属。補強のために始めた筋トレを今でも続ける。多忙な教師をしながら、週2回のジムトレとジョギング。ジムに行かない日は自宅で自重トレを欠かさず行う筋トレマニア。45になった今でも中年太りとは無縁。筋トレバイブル『筋トレが最強のソルーションである』の教えを実践中。
4種類の可変式ダンベルをチェック
可変式のダンベルを買うぞ!
と決めて調べ始めたものの、いろいろと種類あることがわかりましたが、候補としては大きく4種類です。
可変式ダンベルの種類
- プレートを手動で取り替えるタイプ
- スクリュー式(代表的メーカー:Bowflex ボウフレックス)
- ブロック型(代表的メーカー:POWER BLOCK パワーブロック)
- グリップを回すタイプ(代表的メーカー:フレックスベル)
それぞれ一長一短があって、悩むところであります。
決して安い買い物では無いですし、失敗してしまうと処分に困るので、1種類ずつチェックして、良いと思う点と気になる点について考えていきます。
自分が納得のいくものを選びたいですね。
オーソドックスなプレート取り替え式
可変式ダンベルのもっとも一般的なものが、このプレートを交換して重量を変えるタイプになります。
いくつかのプレートがセットになっているので、その組み合わせで重量変更ができます。
プレート取り替え式ダンベルの良い点
このタイプの長所は3つ。
- 値段が安い
- 安心感がある
- 重量の精度が高い
最大の長所は値段の安さ。
例えば、60kgセット(片手30kg×2個)で、15,290円というお安い価格。他のタイプと比べると圧倒的に安い。
続いて、信頼性の高さ。
プレート(重り)をシャフトに通して、カラー(留め具)で閉めるという、シンプルな構造なので、故障とかには無縁で、安心・安全という点では一番でしょうね。
疲れ切った後に、ドスンっ!と床に落としても、壊れることはないでしょう。
また、重量の精度が高いのも特徴の1つです。
あとで説明しますが、ダイヤル式やブロック型の安いもの(廉価版)は重量が違う場合が多い。40kgの表示でも、実際には37kgしかないことがよくあります。
プレート取り替え式は、安価なものでも重量の誤差が少ないというのもポイントですね。
プレート取り替え式ダンベルの気になる点
一方で、短所の方は・・・
- 重量を変えるのが面倒
- 設置にスペースが必要
最大の短所は、重量を変えるときに手間がかかるということ。
一連のトレーニングの中で、最初は軽めの重量からスタートして、徐々に重くする、という場合には、かなり面倒くさい・・・。
このタイプで重量を変えようとする場合・・・
- カラーをくるくる回して外す
- プレートを付け替える
- カラーをくるくる回して留める
ダンベル2つだと、この作業が4回もあるわけで、けっこう手間がかかるしモチベーションも下がりそうですね。
特に、このネジタイプのカラーが意外に面倒くさいので、クリップ式のカラーに変えると多少は楽になるかもしれません。
1000円くらいなので、取り替え式を使うなら一緒に購入したいところですね。
もう1つの短所は、使わないプレートの置き場所や収納にスペースが必要という点。
すべてのプレートを使うわけではないので、プレートを置く場所が必要だったり、片付けるときにバラバラして、苦労しそうですね。
きちんと整理整頓しておかないと、
「あれ?プレート一枚足りないぞ・・・」
みたいなことになりかねません。
プレート取り替え式まとめ
- 安価で精度の高い可変式ダンベル(+)
- 壊れにくく信頼性が高い(+)
- 重量の変更に手間がかかる(ー)
- 収納スペースが必要(ー)
スクリュー式のアジャスタブルダンベル
アジャスタブルダンベルで一番人気なのが、このダイヤル式。両サイドのダイヤルを回して重量を変えるタイプ
楽天なんかでかなり売れている可変式ダンベルです。
たくさんのメーカーさんが作られていますが、Bowflex(ボウフレックス)社のものが正規品になります。
ダイヤル式の良い点
さてこのダイヤル式の魅力は・・・
- 重量変更が楽
- 収納スペースがそこまでいらない
なんと言っても、両サイドのダイヤルを回して重量を変えることができるという便利さ。
先ほどの取り替え式と比べると圧倒的に早く重量変更ができますね。
さらに、収納という点でも優れています。
使わないプレートは台座に残るので、台座分のスペースがあれば十分です。
約45cm✖️25cmくらいのスペースがあればいいのですが、想像以上に大きいので、実際のサイズを確認する必要がありますよ。
お家でホームジム的なものを作りたいと考えている人にとっては、スペースがそんなに要らないというのは大きな利点ですね。
ダイヤル式の気になるところ
このダイヤル式ダンベルで、ちょっと気になるところは大きくは2つ。
- 値段が高い
- 雑に扱うと壊れそう
1つ目は、値段が高い!という点。
このダイヤル式のアジャスタブルダンベルの本家はBowflex(ボウフレックス)というメーカーさんですが、最大24kgのものでお値段がなんと・・
たった1本で、4万円弱!!
最大41kgのものだと2個セットで・・・136,400円!!(楽天価格)
高い!
【12/15入荷】Bowflex ボウフレックス 552i 可変式ダンベル 15段階調節
かなりお財布に厳しい!
しかも人気商品らしく品薄が続いています。正規品は入荷待ちの状態です。
もう1つの欠点は取り扱いに注意が必要であること。
普通のダンベルのように、下にドスンと落としたり、扱いが悪かったりすると壊れてしまいます。
精密ではないけど、機械的な部分もあるので乱暴にはできないですね。
オールアウト(全力出し切る)のトレーニングはやりにくいかもしれないですよ。
「もうダンベルあがらない・・・」の状態で、そっと床に置くのって、意外にしんどいです(笑)。
廉価版も選択肢に入れるのもあり
ダイヤル式は人気商品のために、廉価版(中国産のコピー?製品)がたくさん出ています。
品質にそこまでこだわりがないのであれば、廉価版でも良いかもしれません。
こちらの4WDというブランドのものは24kgまでの可変式。
2個セットで3万円弱!
かなりお安い!
ただし廉価版には、注意点がありますよ!
廉価版のスクリュー式ダンベルで一番の欠点は重量の精度が低いこと。
おそらく、本家のBowflex(ボウフレックス)ではあり得ないことだと思います。
例えば、ダイヤルで5kgに設定しても、実際には3.6kgしかないとか、40kgの表示でも37kgしかない、という品質のものが多いです。
もっとも、ウェイトリフティングの選手でもない限り、そんなに重量の精度にこだわる必要はないかな、とも思いますよ。
どうしても正規品にこだわるなら、かなり高いけどBowflex(ボウフレックス)製品を狙う。
私のように素人トレーニーであれば廉価版でも十分ありかな・・・?
ダイヤル式まとめ
- 1セットで5〜24kg(または40kg)の重量を扱える(+)
- 重量の変更が簡単(+)
- 収納が簡単(+)
- 扱いが悪いと壊れる(ー)
- 意外にデカい(特に40kgタイプ)(ー)
- 廉価版なら安く買えるので、それもあり。
ブロック型ダンベル
ブロック型のダンベルは見たまんまの箱型をしているタイプです。
ピンを差し込んで重ねている箱の数を変えて重量変更をします。
ちなみに、このブロック型は「パワーブロック」と呼ばれますけど、もともとPOWERBLOCK(パワーブロック)というメーカーが作っている可変式ダンベルのことで、「パワーブロック」というダンベルは無いのですね。(ちょっと紛らわしいですけど)
ブロック型ダンベルの良いところ
ブロック型のダンベルのメリットは・・・
- 省スペース
- 重量の変更が楽
- 重量の変更が細かくできる
- 構造が単純なのでスクリュー式より故障しにくい
可変式なので当然ですが省スペースで置き場所に困らない。
ピンの抜き差しだけで重量を変えられるのはとても便利。
あと、スクリュー式と比べて構造が単純。
ピンの抜き差しだけです。つまり、故障しにくいという点も忘れてはいけませんね。
ブロック型ダンベルの気になる点
このブロック型、次の2点が気になりました。
- 正規品は値段が高く、品薄が続いている
- ダンベル感が足りない?
先ほどのスクリュー式と同じく、POWERBLOCK(パワーブロック)社の正規品は、やはりお高い。
アマゾン価格ですと、最小2.27kg(5ポンド)~最大40.5kgの高重量タイプで・・・
13万弱・・・
下の20kgタイプでも6万5千円しますからね・・・。
よっぽどお金に余裕がないと厳しい、というのが正直なところですね。
しかも、人気商品で品薄。
もう1つ。デメリットと言えるかどうか微妙なところですが、ちょっとダンベル感が足りない?という印象です。
ダンベルフライやプレス、アームカールなど、ほとんどのトレーニングでは問題ないと思いますけども。
ここらへんは好みの問題でしょうか。
廉価版を使うという選択肢もあり!
このブロック型の可変ダンベルも、中国製の廉価版がたくさん出回っています。
ちょっと調べただけでも・・・
- FIELDOOR
- TOP FILM
- MRG
などなど、多くのメーカーさんがお手頃価格で作られています。
一例ですが、40kgタイプは正規品は128,700円ですが、TOP FILMさんのは36,800円です。
ほぼ3分の1の価格!
当然、品質や保証という点では、パワーブロック社の正規品の方が安心です。
しかし、12万は・・・。
多少の品質は我慢して、安い方が良いという場合は、廉価版という選択肢もありかな。
ここで廉価版の注意点!
パワーブロック社の正規品と廉価版は形が微妙に違うようですね。
まず正規品。
続いて廉価版。
違いがわかります??
正規品の方がグリップ周りがスッキリしているけど、廉価版はフレームに覆われている感じなのですね。
廉価版のレビュー動画がyoutubeにたくさんアップされていますが、どうやら廉価版の方は、手が入りにくい、ということです。
要するに、パワーグリップやリストストラップが使いにくいらしいです。
ブロック型まとめ
- ピンの抜き差しだけで重量変更が簡単(+)
- 省スペース(+)
- 値段が高い(ー)
- 廉価版なら安く買える
FlexBell(フレックスベル)
最後の候補はFlexBell(フレックスベル)。
スウェーデンのスタイリッシュなダンベルです。
可変式だけど、ダイヤル式やブロック型よりも、洗練された形で、お部屋のインテリアにはならないかもしれないけど、おしゃれな感じですよね。
フレックスベルのメリット
フレックスベルのメリットは・・・
- 見た目がおしゃれ
- 片手で重量変更ができる
- 実際のダンベルに近い感覚
なんと言っても、おしゃれな見た目。他の可変式と比べてゴツゴツしていない。
機能面では、グリップを握って回転させるだけで重量変更ができるので、かなり簡単そう。
形も実際のダンベルに違い感じなので、違和感が一番少ないでしょうね。
重量が増えれば、その分プレートが増えて長くなるシステム。ここらへんも普通のダンベルっぽくて惹かれるポイント。
フレックスベルのメリット
一方で、デメリット的なものは・・・
- 価格の高さ
- 最大重量が32kgまで
やはり、問題になるのは価格な高さ。
正規品2個セット32kgのお値段は・・・65880円!
パワーブロックやボウフレックスよりかなりコスパが良いですが、それでも7万円弱は高いですよね。
もう1つ気になることは、最大重量が20kgと32kgの2つのラインナップで、一番重くても32kgしかない。
もっとも、32kgもあれば自宅でトレーニングするには十分とは思いますけども。
フレックスベルのまとめ
- 片手で重量変更できる(+)
- 一番ダンベルっぽい(+)
- 見た目がオシャレ(+)
- コスパは良いが安くはない(ー)
- 32kgまでの設定しかない(ー)
可変式ダンベルを決めたポイント
さて、4つの候補を色々と考えて、自宅トレーニング用のダンベルを選んでいきます!
信頼性、安定性、コスト、見た目など・・・ポイントは色々とあります。
何を重視していくかをきっちりと決めていきましょうね。
私の場合はコスパ重視!
私が重視した点はコスパと以下の3点。
- 重量は40kgでなるべく安いもの
- 品質はそこまで求めない
- 部屋置きなのでコンパクトが良い
プレートを取り換えるタイプは15000円程度で買える。しかし、コスト重視とはいえ、なるべく省スペースが良い。自分の部屋に置くわけですので。
そうすると、ダイヤル式、ブロック型、フレックスベルが欲しい!
しかし、正規品は高すぎる。一番安いフレックスベルでも70,000円弱。
厳しいですねぇ・・・・。
正規品を10万近く(下手したら10万以上)で購入して、万が一トレーニングしなくなる、お金の無駄です。困ります。
そうすると、ダイヤル式かブロック型の廉価版を狙うしかない!
中途半端な中年のトレーニーだと結局こうなりますね・・・。
実際に買ってみた可変式ダンベル
さて、色々と悩んだ結局購入したのはこちら。
MRG!君に決めた!
MRGというメーカーさんのダイヤル式アジャスタブルダンベル。
当然、廉価版で、お値段35,000円(私の購入時)。
廉価版のダイヤル式を出しているメーカーさんもたくさんあって
- 夜紫櫻(読み方分からない)
- MRG
- RIORES
- Wild Fit
- Motions
ざっと調べるとこれくらい。
Motionsのレビュー動画が、Youtubeに多少あったので、Motionsを狙っていたのに、生産をやめてしまったらしい。残念・・・。
Amazonで売っている「夜紫櫻」という読み方も分からないメーカーと「MRG」が安めの価格設定。
「Wild Fit」はトレーニング器具で結構有名だから信頼性あるかなーとも考えました。少しお値段は高め。
結局、廉価版のメーカーでMRGに決めた理由は・・・
MRGは保証期間が1年間と長い!
本当に保証してくれるか分からないけど、廉価版を買うし、念のために・・・ね。
まとめ 可変式ダンベルで分厚い胸をゲット!
今回は、マッチョな胸を目指して4種類のアジャスタブルダンベルで悩んだお話でした。
自宅にダンベルが欲しくても、無限にお金とスペースがあるわけではないので、結構悩みました。
結局のところ、コスパを重視して、廉価版のダイヤル式を購入しましたが・・・
成功か!失敗か!
次は、開封からのレビューをしていきたいと思います。
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【購入レビュー】MRG 可変式アジャスタブルダンベル!|使い勝手をチェック。購入から半年経ちました。
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今回の記事が、ダンベル選びで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。