徒然日記

卒業式を終えて思う|英語教師のつぶやきvol.27

この記事について

英語や授業、日々のことについて、なんとなく書いていく日記的な内容です。

私の住む地域(広島県)では、3月1日にほとんどの高校では卒業式が執り行われます。

教員やって20年超えると、特に感慨も深く、淡々と進んでいくような感じ。

私が勤務した学校の卒業式は「厳粛」を旨にしています。

というか、広島の高校はすべて「厳粛」な式をモットーにしているようですね。

静か〜な雰囲気で、厳かに進行していく感じです。

粛々と入場行進をして、国歌を歌い、卒業式の呼名をして、祝辞、送辞、答辞が読まれ、粛々と退場。

まだ寒さの厳しい3月に冷え込む体育館の中では過ごす1時間は、よく言って我慢大会。保護者も大変でしょうね。

ただ、日本という社会ではこういった厳かな儀式は大変多いわけですね。

歴史的に考えてみても、将軍様だったり、帝だったりの殿様の前に平伏して、お話を聞くのが当たり前の日本です。

社会に出てみても、入社式やら結婚式やお葬式。

おごそかな会って山ほどありますよね。

そうした儀式的なものに慣れていくためにも、学校での厳かな入学式や卒業式は必須の教育活動なのかな??

まあ、個人的にはアメリカ的な「ワーっ」と帽子を投げたりするやつに憧れを持ってしまいます。

あれを一回やってみたい。

子供たちや担任にしても、メインなのは卒業式というよりも、その後の「最後のホームルーム」です。

担任は、ここでしっかりと生徒と保護者を泣かす話ができるかどうかが勝負。

私自身、卒業生を5、6回出していますけど、何回経験しても最後のHRって特別です。

生徒に対してどれだけ面倒な思いをしていても、最後に美味しいところをゲットできるのが卒業生のHR担任。

普段、どれだけ悪態をついて、楯突いてきた生徒も、最後の最後に「先生、ありがとうございました」って感謝をしてくれます。

3年間の苦労が報われるし、卒業生を送り出す担任しか経験できないもの。

今ではいい歳になって、主任とかをやることが多いですが、僕自身は三担(さんたん:3年生の担任)が大好きです。

ともかく全国の高校生の皆さん、卒業おめでとうございます。

そして、担任の先生、ご苦労様でした。

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