英文法の苦手を克服したいんです。参考書や問題集が色々ありすぎてどれを使ったらいいのでしょうか?
英語の勉強にとって大きな壁の1つ「英文法」。これで挫折した人も多いはず。
こんな人に読んで欲しい
- 英文法が苦手
- 何から手をつけたらいいのか分からない
- 問題集や参考書もいろいろあってどれがいいのか・・・
私自身、高校3年の6月まで英文法はまったくできませんでしたが、数ヶ月の独学で克服することができました。
良いパートナー(参考書)があれば、英文法は克服できる!
この記事では、英文法の問題集・参考書と学習の方法を、現役英語教師の視点から紹介していきます。
「そもそも文法用語がよく分からない」という超初心者の方は下の記事も合わせてご覧ください。
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【超基礎からの英文法】品詞を理解しよう!|1時間目
続きを見る
この記事を最後までお読みいただくと、英文法を克服するための教材や学習方法がよくわかります。
注意
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英語文法の参考書は自分に合ったレベルを選ぶ
英語文法の参考書選びのポイントは、自分の学力(レベル)を考えることです。
自分のレベルですか?偏差値とかですか??
ざっくり2つのレベルになると思うんだよ。
2つの英語力のレベル
- 中学校時点で英語が苦手▶️いちからやり直しレベル
- 高校から英語が分からなくなった▶️高校初級〜大学受験レベル
もし英検を受験したことがある人であれば、英検3級以下なら「いちからやり直しレベル」、2級以下なら「高校初級〜大学受験レベル」と考えることもできます。
自分は英検準2級持ってるので「高校初級〜」かな?
ちなみに私は「いちからやり直し」レベルからスタートしたよ。
今は文法が苦手でも、適切な参考書があればきっと克服できます!
英語の文法参考書「いちからやり直しの2冊」
いちからやり直しレベルは中学英語からスタートしましょう!
それでは中学英語をターゲットにしたおすすめの英文法の問題集・参考書を2冊紹介します。
くもんの中学英文法―中学1〜3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)
中学校で習う英文法をこれ1冊で素早く確認できます。
説明がシンプル。1つの単元(レッスン)に例文が2つ程度なのでスモールステップで学習できます。説明も見開き1ページで文章の量も短く読みやすい。
ココがポイント
細かい説明がないので、中学英文法を一通りざっと確認したい人向け。
おすすめのやり方は、先に別冊のチェックテストをやる。間違ったところを、本冊の解説で確認する方が効率は良いです。
学び直しの教材として圧倒的におすすめです。詳しくまとめた記事がありますので合わせてお読みください。
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【一番売れてる】中学英語の参考書『くもんの中学英文法』レビュー|現役英語教師が解説
続きを見る
中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。
『中1英語をひとつひとつわかりやすく。』『中2英語をひとつひとつわかりやすく。』『中3英語をひとつひとつわかりやすく。』の3冊を1つにまとめたもの。
本当にひとつひとつ丁寧に解説されています。解説はイラストが多めで、だらだら長い文章が苦手な人もこれならわかりやすい。
1レッスンは見開き1ページで、左ページが解説、右ページが練習問題という構成。問題数が10問程度。
ココがポイント
この本の1番の特徴は、各レッスンの内容の動画講義があること。その数114本。本を読むだけでも十分わかりやすいけど、動画講義でさらに理解しやすくなっています。
英語の文法参考書「高校初級〜大学受験」の3冊
続いて、中級レベル(高校入学〜大学受験)の問題集の内容は、高校の学習分野が主なターゲットになります。
中学英文法と高校英文法の差って何ですか?
中学校で習った英文法がもう少し深くなる感じかな。
例えば、中学校では「現在完了形」を習いますが、高校では「過去完了形」「未来完了形」を勉強します。
中学校の基礎の上に応用的な内容が入ると考えましょう。
じゃあ、分からないと感じたら中学校の勉強に戻ってやり直すような勉強の仕方がいいですね。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
大学受験向けの英文法参考書で一番の基礎的なものです。中学英語から受験基礎までをカバーしています。
講義形式の語り口の文書でスラスラ読めます。
中学校の英文法から始まっているので、中学レベルの復習もできます。
ココがポイント
著者は東進予備校で基礎講座のスペシャリスト大岩先生。「これで分からなかったらもう終わり」と言われるくらい基礎から丁寧に解説されています。
対応アプリで「確認テスト」や「音声学習」ができる!
カラー改訂版 世界一わかりやすい英文法の授業
この参考書は、英文法を系統立てて網羅しているわけではなく、学習者がよく間違えるポイントや疑問を持つポイントに絞った解説をしています。
英文法を勉強していてよく感じる「なぜ?」を解決してくれる参考書です。
ココがポイント
著者はスタディサプリでおなじみの関 正生先生。
ルールを丸暗記するのでなく理屈を考えようというコンセプト。読みものとして読むだけでも、英文法に関して持っている疑問が解決します!
総合英語 Evergreen
英文法を網羅している参考書。
英文法参考書のベストセラー『Forest』のDNAを受け継いだ参考書です。賛否両論ありますが、一番使いやすい文法参考書です。
『1○人の英文法』の方が売れているけど、英文法の学習なら『Evergreen』の方が圧倒的に分かりやすい。
これで学習するというよりも、分からないことがこれを使って調べるという辞書的な使い方が良いですね。
ココがポイント
必要なことがほぼすべて載っている。分からないことがあれば『Evergreen』で調べたら問題ない。完全準拠の問題集も用意されているので、一緒に使えば、高校英文法はほぼ完璧です。
面白い味はないけど、一番信頼性がありますよ!
内容は、ほぼ『Forest』なので信頼度は抜群。出版社が変わっていますが、いいずなさんも英語系の問題集はたくさん出しているので安心感がありますね。
『Evergreen』に関しては別の記事でまとめていますので合わせてお読みください。
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英文法参考書対決 いいずな書店『Evergreen』 VS 桐原書店『FACTBOOK』
続きを見る
『文法の基礎力を身につけるトレーニング (「総合英語Evergreen」完全準拠文法問題集)』を併用することで、演習問題もできるので、英文法を最初から勉強したい人には最適です。
英語の文法参考書「定着のための2冊」
参考書に取り組むだけでは、ちょっとは理解できるけど「身に付いた」とは言えません。ドリルの反復練習をたくさんして、文法の定着を目指しましょう。
参考書を読んだら練習問題をやって定着を目指そう!
これまで紹介した5冊は、どちらかといえば解説や説明がメイン。しっかりと理解したら、次は定着を目指して練習問題をしましょう。
くわしい問題集英文法 中学1~3年 新装版
中学生向けの問題集になります。
タイトルの通り解説が詳しい。実は中学校向けの問題集は、解答がかなり簡素で、解説が少ないものが多いです。
その点、この問題集は詳細な解答が特徴で、「問題を解く」→「解説を読んで確認する」が1冊でできます。
ココがポイント
出版社は検定教科書も作っている「文英堂」。高校時代に「UNICORN」で勉強した人も多いのではないでしょうか。
教科書を作っている会社だから、問題の質も高いし、信頼性もある。
全解説頻出英文法・語法問題1000
大学入試向けの問題集。
文法問題のほぼすべてのパターンが網羅されています。ボリュームはかなりありますが、やりごたえもあります。
ココがポイント
文法問題として問われるポイントや語法をほとんどすべて詰め込んだ問題集。
正直言って、これ1冊で、大学入試はもちろん、英検だろうがTOEICだろうが、ほとんどすべての試験は大丈夫。
英語文法の参考書を使った勉強法
英語の文法の参考書を手にしても、それを使って勉強しないと意味がありません。
勉強のコツみたいなものありますか?
コツというか心構え的なものはあるよ。
参考書を一度読んだだけ、問題集を一度解いただけでは身に付かない。
文法の参考書を読んだら、その時は「わかった!」と思うかもしれませんが、すぐに忘れてしまうものです。
何度も繰り返し読んだり、繰り返し解くことで、単なる理解から定着に変わります。この定着っていうのが大切!!
繰り返すために、問題は直接書き込まずにノートに解こう!
学習の流れ
- 解説や説明を読む
- 問題をノートに書いて解く
- 答え合わせをする
- 間違っていたら解説や説明をもう一度読む
- 次のレッスンに進む
- 以下ループ
- 問題集は最低2、3周する
なんか普通ですね・・・。
何を期待しているのか分からないけど、文法の学習に近道はないよ!
自分にあった参考書や問題集を使って、地道に何度も繰り返して学習するのが1番の近道です。
あせることなく学習を積み重ねましょう。
英文法の勉強法については、別の記事で詳しくまとめていますので、合わせてお読みください。
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【英文法勉強法】3ヶ月で結果を出す学習方法
続きを見る
英語文法の克服には良書(参考書)を!
英文法の克服にはやる気と自分にあった本があれば十分です。
今回紹介した本がみなさんの英文法克服のお役に立てば幸いです。
自分のレベルにあったものを選ぼう!
最後までお読みいただきありがとうございました。