『総合英語Forest』を生み出した桐原書店の新しい英文法参考書『総合英語FACTBOOK』が初版(2017年)から5年。
ついに改訂版が登場!
ぱっと見だけでもカラーリングも変わった改訂版。
この記事では「改訂版で一体何が変わったのか」を中心にレビュー解説していきます。
動画でも解説していますので合わせてご覧ください。
英文法の勉強にぴったりの参考書をお探しの方の参考になれば幸いです。
総合英語FACTBOOK改訂版はスマホ連携が強化
総合英語FACTBOOK改訂版は何が変わったのか。
一番の違いはスマホとの連携の強化、デジタルコンテンツ(動画)の充実という点。
各章の動画解説はもちろん例文にもQRコードがついていて、簡単に動画を視聴できる。
全22章の項目のポイントを著者である大西先生が解説してくれるのですね。
これはいい!
さらに各例文についているQRコートをスマホで読み取ると、「例文解説アニメーション」を見ることができます。
文字の解説だけではポイントを理解しにくいような人にとっては、視覚な動画で内容をイメージをしやすいですね。
この例文の解説も大西先生ご本人が解説してくれます。
正直言って、めっちゃわかりやすい。
また、「例文音声」と「Check問題」が用意されています。
学校で授業で使うというより自学自習を強力にサポートできるようになっていますね。
このデジタルコンテンツの充実というのが一番大きな改訂になりますね。
英文法参考書でここまでの動画コンテンツを付属させるってすごいことだと思いますよ。
「スタ◯プ」とかのオンラインコンテンツに真っ向勝負って感じです。
総合英語FACTBOOKの内容自体は変わっていない
総合英語FACTBOOKの改訂版はデジタルコンテンツ以外はそれほど変わっていません。
ちなみに、上の画像にあるように、改訂版の方が薄いんですけど、改訂版の方がページ数が少し多いくらい。高品質の紙を使っているのかな?
「デジタル化に対応」がこの改訂版の一番の肝ということで、繰り返すけど実際の中身はそこまで変わっていません。
というか、ほぼそのまんま。
例えば、初版のchapter1 の「動詞」を見てみましょう。
続いて、改訂版の同じ項目です。
例文や説明、ページ数まで同じ。
ぱっと見ほぼ同じですが、違いはQRコードの有無だけですね。
内容などはほぼ同じなわけですが、「FACTプラス」と「みるみる英語が使えるようになるヒント」というコラム的な解説が増えています。
上の画像の「FACTプラス」は改訂版で追加されている内容になります。getの使役についてですね。
「helpに注意しよう」も改訂版から追加されています。
要するに、例文や解説はほぼそのままで「FACTプラス」や「みるみる英語が使えるようになるヒント」を追加して、内容を厚くしているような感じですね。
あと、巻末の付録にイギリス英語についての解説のようなものがありました。
これはきっと大学入学共通テストにイギリス英語が出題されるからでしょうね。
総合英語FACTBOOK改訂のまとめ
2022年に改訂された「総合英語FACTBOOK」ですが、最後に改訂のポイントをまとめておきます。
- QRコードから解説動画を視聴できる。
- コラム的な解説が充実した。
- イギリス英語に対応した。
- 例文や解説はほぼそのまま。
という感じ。
冒頭にも言った通り、動画コンテンツの充実が一番大きな改訂点でしょうね。
ただまあ、これがとんでもないことなんですけどね。
それ以外では、そこまで大きく変わってないと感じました。
ただこれからの時代、スマホやタブレットで解説動画を視聴できるということは大きなアドバンテージになるでしょう。
特に、高校の授業でガッツリと英文法を習う時間が減りつつので、自宅で英文法を自学自習するのに、動画のサポートは学習者にとってはとてもありがちですね。
個人的にいえば、動画を見るのがかったるいと感じる性格なので、テキストだけの方が良いと私は思ってしまいます。だから「総合英語Evergreen」の方が好きかな、個人的には。
しかし、英文法が苦手、解説だけではどうも理解しにくい、そんな人にはこの改訂版はおすすめかもしれませんね。
特に独学で英語を勉強したいと考える人には良い教材となってくれることでしょうね。やっぱり動画だとイメージしやすいですからね。
最後までお読みいただきありがとうございました。