私の仕事上の3種の神器はApple TV、iPad Pro、そしてApple Pencilな訳だけど、この度Apple Pencilさんがお亡くなりになりました。
落として先端が折れたのを無理にくっつけようといじくり回していたら、金属製の芯が引っこ抜けてしまうという大惨事に。
もうどうしようもないみたい。
修理するにしても1万円以上かかるみたいです。まじでアホです。
iPad にはApple Pencilが最適なのは百も承知なんだけど、Apple Pencil的なもの、つまりスタイラスペンと呼ばれるものがなければ仕事にならないので、取り急ぎすぐに手元に届く代替品をAmazonで購入してみたわけです。
本物はゆっくり時間をかけてメルカリあたりで中古を買えばいいかな。
代替品はどれを買っても大差ないのかもしれないけど、Apple Pencil 第2世代のようにマグネット充電ができる点に惹かれて選んだのが、「GOOJODOQ」と言う読み方すら分からないメーカーの「GD13」とメカメカした名前のスタイラスペン。
Amazonでたまたまセールをしていて、さらに700円offのクーポンもあったので、驚きの2899円です。
本物を買うと約2万なので、6分の1以下の値段ですね。
とはいえ、実際に使い物になるんだろうか。
GOOJODOQスタイラスペンの特徴
GOOJODOQスタイラスペンの特徴は以下のようになります。
- マグネット吸着充電
- パームリジェクション機能
- 傾き感知機能
他にもあるかもしれないけど、大きいのは上述の3つで、なおかつ私が惹かれたポイントになります。
一番の特徴は、Apple Pencilの第2世代のようにマグネット給電ができる点でしょうね。
まあ、この機能が必要なのはiPad ユーザーだけだと思うけども。
Apple Pencil風のスタイラスペンはたくさんあるけど、ほとんどがケーブルをペンに差し込んで充電するタイプ。
もちろん悪くないけどスマートではない、見た目的に。
Apple PencilをiPad ProやAirで使うのであれば、マグネット充電は是非とも欲しい機能になりますね。そもそもApple Pencilの第1世代ではなく、あえてお高い第2世代を選択する人はこの機能に惹かれて購入するわけですからね。
パームリジェクション機能というのは、「ペンで書いている最中に手のひらが画面にあたってもそれを認識しない」という機能らしい。このおかげで、手を画面に置いて文字を書いたりできるわけですね。
この機能がないとペンで書いている最中に手が画面に触れると、書いている文字が途切れたりします。この機能はApple Pencilでは普通に搭載されている機能なわけです。
今までApple Pencilしか使ったことがなかったので、パームリジェクションという機能すら知らず、当たり前と思っていたけど、これ結構大切、というかこの機能がないとまともに文字が書けないので必須と考えても良い。
傾き感知とは、「ペン先の角度によって線の太さが変わる」というものらしい。おそらくApple Pencilのウリの1つである筆圧感知の代わりをするものなのかもしれない。
この傾き感知機能は正直そこまで必要とは思えないけど、筆圧感知できるApple Pencilに近づけたかったのかな。
上述したような特徴を考えるに、このスタイラスペンはApple Pencil第2世代の代替品を目指して作られているような感じですね。
GOOJODOQスタイラスペンの使い勝手はどうか
さて、実際にGOOJODOQスタイラスペンを使ってみての使い勝手の話です。
結論から言うと、私の主な用途である文字を書いたり、マーキングしたりするのにはほとんど問題ない。
私の場合、文字を書いたりするのに「Goodnotes」というノートアプリを使っているんだけど、これまでApple Pencilでできたことがほぼ問題なくできます。
GD13が「パームリジェクション」に対応していることは結構大きなメリットなんでしょうね。
しかし、残念ながら「ペンの傾きで太さが変わる」という機能はあまり使えない、というか使わないかもしれない。
もちろん、Apple Pencilとの違いはあります。これは後述しますが、アップルペンシルを使ったことが無い人にとっては、そんな違いが気にならないだろうから、値段の割にはかなり使い勝手は良いと思いますね。
ただ一点だけ改善したほうがいい点があって、それは電源ボタンについて。
この電源ボタンの使用が面倒くさい。
電源オンにするのに2秒長押し。
いや長押しにする必要ないって!
ぱっと使いたい時に使いたい。
さらに、電源ボタンの位置にステータスライトがあるから見にくい。
バッテリーの節約のためだろうけど、そこは本家と同様に、常時接続の方が良かったかな。
純正Apple Pencilとの違い
とはいえ、純正のApple Pencilとの違いはあります。
私がちょっと気になった違いは次の3つ。
- 筆圧感知と追従性能の高さによる書き心地
- 本体の重さと質感
- タップ機能
一番は筆圧の感知と追従性能による書き心地の良さというところでしょうね。
純正Apple Pencilの筆圧感知って書いていて気持ち良いというか、柔らかい感じがします。別にペン先が柔らかいわけではないのだけど、自分の力加減に文字が反映していて、追従が正確だからだと思います。
画面にピッタリとペンが吸い付いて書いている感じ。
一方で、GOOJODOQスタイラスペンは硬い印象。悪くはないけど、Apple Pencilと比べるとちょっと硬質な感じ。もっとも、使っていくうちに慣れるというレベルだと思います。
実際に画面を見た感じではあんまり違いは気にならないと思います。というか、ぱっと見はほとんど変わらない。
強いて言えば、GD 13の方は太さが均一であるが、Apple Pencilの方は筆圧の違いで太さが違うところがありますね。
上下を見比べてもそこまで気になるような部分はないかな、と思います。
ただやっぱり、Apple Pencilは書いていて気持ち良いんですよね。これは書いている本人にしかわからない部分なのかもしれませんね。筆圧感知とペンと画面の追従が正確だからですね。ここは値段の差を一番感じるところです。
もう一つ使っていて気になったことは重さと質感です。
まあ値段を考えたら当たり前かもしれないけど、Apple Pencilの方が少し重くて質感が高い。そりゃまあ6倍以上の値段がしますからね。当然といえば当然。
ちなみにApple Pencilは約18グラム、GD13は約14グラムです。たった4グラムだけど、持った感じはかなり違います。
GD13は良く言えば「軽量」、悪く言えば「安っぽい」という感じですね。
そして最後は、タップ機能です。
Apple Pencilは、ペンをダブルタップするとペンと消しゴムを入れ替えることができますが、GD13にはその機能がなさそうです。
ペンを「タッタ」とタップするだけで消しゴムにできるので結構便利ですが、やはり廉価版にはそこまでは無理なのでしょうね。
以上のように、私が感じたApple Pencilとの違いは、筆圧感知と質感、そしてタップ機能の3つ。
もっとも「Apple Pencilと使い比べたら分かる」というレベルなので、普通に文字を書いたりするには、GD13で十分な気がします。
さらにいうと、Apple Pencilを使ったことがない人であれば、書き心地の違和感などに気づかないだろうから、こうしたスタイラスペンを買う人にとってはあまり気にしないでも良いかもしれませんね。
GOOJODOQスタイラスペンは想像以上に使えると言う結論
さて、今回はGOOJODOQスタイラスペンのGD13についてのレビューをお届けしました。
結論としては、値段の割にはよく出来ていて、想像以上に使えるスタイラスペンでした。
おそらくApple Pencil第2世代の代替品を目指して作られていると思います。
「Apple Pencil欲しいけど2万は高い」という人には最適なペンではないかな。
ただ、筆圧感知がないのでイラストとかには向かないようなので、私のように文字書きやマーキングがメインの人向けですね。
さらにいうと、これまでApple Pencilを使ったことがある人には、このGD13はおすすめできない。
言い方が悪いけど、Apple Pencilの廉価版なので、純正と比べると書き心地や質感がよろしくない。期待して買ってもガッカリするかもしれないです。あくまでも純正品と比べると、ですが。
ただこれも値段を考えると仕方のないことです。
ということで、GD13をおすすめできるのは次のような人です。
GD13を買うべき人
- Apple Pencilが欲しいけど2万は出したくない。
- これまでApple Pencilを使ったことがない。
- 主な用途は文字を書くことである。
色々とスタイラスペンはあるけど、今回紹介したGOOJODOQのGD13というスタイラスペンはかなり出来が良い。iPadユーザーには特におすすめですね。