前回、大きい数の数え方を勉強したけど、分数とか小数の言い方も教えて!
この記事について
この記事は、中学1年生の娘が抱いた英語に関する素朴な疑問に対して答えていきます。英語教師の父としてのプライドを保つことができるでしょうか・・・。
-
【1億、1兆って英語でなんていうの?大きな数の数え方】中学生の娘の素朴な悩みに答えてみた(その8)
続きを見る
では、数字シリーズの2回目ということで、小数と分数の言い方について勉強していこう。
英語で小数の読み方
学校の算数や数学だけでなく、新聞やニュースなど多くのところで目にする小数。数値的なデータを伝えたい時に小数が読めないと困りますね。
英語で小数は"decimal"と呼びます。
decimal???
小数といえば、0.1や1.5のように、「.(小数点)」。これを英語で何て読むのかを確認しておきましょう。
小数点を英語では、ズバリ"point"と言います!
じゃ、0.1は"zero point one"で良いの?
そうだね。あと「0」は"zero"でも良いけど、"oh"とも読むよ。
小数点以下の読み方は日本語とちょっと違うからね。
●小数点以下2桁の読み方(例)3.14
例えば、3.14を日本語で読むと「サンテンイチヨン。」小数点以下は1桁ずつの数字を読むだけ。
英語で3.14は"three point one four"と日本語同じようにバラバラに読んだり、"three point fourteen"とセットで読んだりします。
●小数点以下3桁以上の場合(例)3.145
3桁以上の小数になると、ほとんどの場合は日本語と同じようにバラバラに読みます。
"three point one four five"というようになりますね。
小数点のまとめ
- 小数は"decimal"と言う。
- 小数点は"point"と読む。
- 「0」は"zero"または"oh"と読む。
- 小数点2桁の読み方。14なら"one four"、または"fourteen"と読む。
- 小数点3桁以上の読み方。145なら、"one four five"とバラバラに読む
英語で分数を読む
続いて、分数にいってみましょう。
英語で分数は"fraction"と言います。
分母と分子で、数字の読み方が違うので、まずは分数の読み方の基本ルールを確認します。
分母と分子で読み方が違う
上の例でもあるように、1/5は”one-fifth(ワン フィフス)"、またはoneの代わりにaを使って"a-fifith(ア フィフス)"と読みます。
日本語と読む順番が逆で、英語では分子→分母の順番ですね。
さらに数字読み方もちょっと注意が必要です。
ポイント
- 分子→基数(普通の数字)
- 分母→序数(順番を表す数字)
基数と序数??
基数はone, two, three, fourのような普通の数字だね。序数はfirst, second, thirdのような数のことだよ。
分母で使う序数を少し確認しておきましょう。
序数の意味は、基本的には「〇〇番目」という順番。firstなら「一番目」、secondなら「二番目」となりますね。
しかし、分数での序数は「〇〇番目」ではなくて、「〇〇個に分けた1つ分」くらいの意味。例えば、"one - fifth"は1 / 5ですが、fifth自体に1 / 5と言う意味があって、そのうちの1つ分と言う感じ。
基数 | 序数 | 基数 | 序数 |
---|---|---|---|
one | first | eleven | eleventh |
two | second | twelve | twelfth |
three | third | thirteen | thirteenth |
four | fourth | fourteen | fourteenth |
five | fifth | fifteen | fifteenth |
six | sixth | sixteen | sixteenth |
seven | seventh | seventeen | seventeenth |
eight | eighth | eighteen | eighteenth |
nine | ninth | nineteen | nineteenth |
ten | tenth | twenty | twentieth |
語尾が"-th"になるのが多いのね。
分数の読み方の基本ルールを確認しておきましょう。
分数の読み方ルール
- 分数は"fraction"と言う。
- 読む順番は分子→分母
- 分子は普通の数字、分母は序数を使う
分数の読みかたにはもう少し注意点があるから、例をいくつかを見ながら、確認していこう。
分数の読み方(応用編)
それでは応用編として、いろんな分数のパターンを確認しておきましょう。
- 2 / 5(5分の2)
分子が複数のパターンです。
2 / 3 や 6 / 9 など、分子が複数の場合は分母に-sを付けます。
2 / 5 : two-fifth
忘れずに分母にsを付け加えましょう。
2 / 5 : two-fifths
- 1 / 2 (2分の1), 1 / 4 (4分の1)
分母が2や4の時には序数を使いません。
1 / 2 : one-second, 1 / 4 : one-fourth
「2分の〜」はhalf。「4分の〜」はquarterを使います。
1 / 2 : one-half, 1 / 4 : one-quarter
- 2と 2 / 3(2と3分の2)*帯分数
帯分数の場合は、"and"で結んでやるだけで大丈夫です。
2 2 / 3 : two and two-thirds
複数の時は分母にsをつけるて、分母が2と4の時は注意が必要ね。
そうだね。一度ルールを覚えたらそこまで難しいことでは無いからね。
まとめ 日常英語って難しいよね
今回は、英語で小数と分数の読み方について解説してきました。
日本人は小学校の中学年くらいから英語に触れているわけですけど、今回のような簡単な日常英語を知らない場合が多いですね。
実際、英語の先生である私も「あれ??」となることもありますし、その都度調べることもあります。
「日常英会話」っていうと簡単なイメージがありますけど、実は意外と知らない単語(習っていない単語)がたくさんあって難しいですね。
身の回りにあるものを「これって英語でなんていうんだろう?」と疑問に思って、コツコツ調べていくことで語彙力も上がるし、ちょっと英語が楽しくなりますよ。
豆知識っぽいけど、ちょっと自慢できそうだもんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。