クラウド型のポケットWiFiて安くてギガも多いから気になっています。光回線引くほどネット使うわけではないから家でのメインのWiFiにも使えるかな?
正直言って、家に回線引くよりもお得だね。私もメインの回線は、クラウドWiFiを使っているよ。
ポケットWiFiは、大体は「3日で〇〇ギガまで」みたいな制限あってメインにするには不安だし、地方に住んでいるので電波入るかどうかも心配。
2019年の秋ごろからクラウドSIMを利用した完全無制限を謳ったWi-Fiサービスが提供されてきましたが、コロナ禍のご時世でリモートワーク等の必要性から人気が高く、ほとんどのサービスが月100ギガに変更しています。
お知らせ
新型コロナウィルスの影響で、ポケットWiFiの需要が高まり、多くの会社が「完全使い放題」から「月100ギガ」へと変更しています。
2020年現在で「完全無制限」は『クラウドWiFi』のみです。
私自身も1年以上クラウドWiFiを使っていますが、かなり満足しています。
この記事では、クラウドWiFiの実際に使い勝手、メリット・デメリットなどを解説していきます。
こんな方におすすめ
- 無制限クラウドSIMは本当に使える?
- 田舎でもクラウドSIMは使えるか?
- クラウドSIMのメリットとデメリットは?
- オススメのサービスが知りたい
[toc]
結論 クラウドWiFiは十分使えるサービス
携帯大手3社の電波が入ればクラウドWiFiは必要十分に使えます。
地方在住の「田舎」でクラウドWiFiを1年以上実際に使って分かったメリット・デメリットやクラウド型WiFiを提供しているオススメサービスを詳しく紹介します。
注意
2021年2月時点での無制限のクラウドwifi は【クラウドWiFi】の2つだけです。
クラウドWiFiを使って分かったメリットとデメリット
トリプルキャリア対応のクラウドWiFiサービス。完全無制限は少なくなりましたが、月額わずかの料金で100ギガものデータが使えるのはお得そのもの。
まずは、クラウドwifiの仕組み。そして、メリット・デメリットを確認しましょう。
クラウドWiFiとは?
普通のスマホやポケットWifiは1台につき1枚のSIMを挿してその回線を利用します。例えば、ドコモならドコモのSIMカードをスマホに挿してドコモの回線を利用します。
クラウドSIM対応のポケットWiFiは、クラウドサーバー(ネット)上に保存された複数のSIMカード情報を使って、インターネットを利用することができます。
クラウドSIMのWifiサービスを契約すれば、追加料金等は無しで、携帯大手3社や海外用の回線まで利用でき、その場所に最適なSIM・回線を自動で選択します。
クラウドSIMとは
- クラウドSIMはネット上に保存されているSIMカードのこと
- 1つの契約で携帯大手3社の回線が利用できる
クラウドWiFiの2つのメリット
クラウドwifiのメリットは大きく次の2つあります。
クラウドSIMの2つのメリット
- 格安で大量のギガが使える
- 3大キャリアの回線が使えるため利用可能エリアが広い
クラウドSIMのメリット①格安で大量の通信容量
クラウドWiFiの一番のアピールポイントは「ギガ完全使い放題」だったのですが、新型コロナの影響で、WiFiの需要が高まり、「完全使い放題」から、ほとんどのサービスが「月100ギガ」へと移行しています。
正直言って、月に100ギガあれば困ることは、ほとんどありませんよ。
現在(2021年2月)で、完全無制限は『クラウドWiFi』だけです。完全無制限にこだわりがあれば『クラウドWiFi』がいいですね。
ちなみによくある「3日10ギガまで」のような制限はありません。実験として、少し頑張ってギガを使ってみました。
1週間で100ギガ使ってみましたが速度制限などはありません。3日縛りは存在しないようです。
ただ、現在(2021年2月)では、月にトータルで100ギガ超えると制限が入るとアナウンスされているので注意が必要です。
クラウドWiFiのメリット②利用可能エリアが広い
クラウドSIMのもう1つのメリットは、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア回線を利用しているので対応エリアが広いこと。
対応エリアが広いことは、地方在住の人にとっては大きなメリットになります。
3大キャリヤの圏内であればクラウドSIMは利用可能です。
ポケットWifiの先駆者ともいえるWiMAXさんの対応可能エリアと比べてみましょう。
都市部は問題ありませんが、山間部はピンクの部分(対応エリア)が少し弱そうです。やはり、ちょっと山間部に住んでいる私のような人間には向いていない感じですね。
一方で、3大キャリア最大エリアを誇るソフトバンクさんの利用可能エリアです。実際、私が接続されるのはほとんど「ソフトバンク回線」です。
地図が同一でないので、厳密に言えませんが、どう控えめに言っても、地方の人間は3大キャリア回線を使った方が良さそうです。
クラウドWiFiメリットまとめ
- 「〇〇日で○ギガ」のような縛りがない。月100ギガまでのほぼ使い放題
- 携帯大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の電波が入れば利用可能
- ただし接続されるのは、ほとんどソフトバンク
クラウドWiFiのデメリットを検証
ここから、クラウドWiFiのネット上の悪い口コミを検証していきます。私は実際にクラウドwifiを利用していますので、1ユーザーとして、正直にデメリットを考えていきます。
クラウドWiFiに関するマイナスの口コミは大きくは次の2つです。
- 端末の選択肢が少ない
- 通信速度が遅い
それではこの2点について検討をしていきましょう!
クラウドWiFiのデメリット①端末の選択肢が少ない?
現状、クラウドwifiでよく使われている端末は主にG4とU2sの2種類です。
他にもいくつか種類はあるものの、普通のポケットWiFiと比べて、端末の選択肢が少ないのは確かです。
クラウドSIM の主流の2種類の端末は、構造上の問題かもしれないですが「デカイ!」という印象はあります。
この2種、G4とU2sの違いは4つあります。
- G4にはディスプレイがある
- G4には翻訳機能のある
- G4にはモバイルバッテリー機能がある
- 月額料金はG4の方が高い
多機能なG4。シンプルで安いU2s。
ただどちらもでかいです。スマホ2台持ちみたいな感じになります。コンパクトでオシャレな端末を持ちたい人には向いていないかもしれません。
私はU2Sを使っていますが、シンプルすぎて不便に感じることがあります。やはり液晶画面が無いことで、次の3つが不満。
- バッテリーの残量が分かりにくい
- 通信容量が分かりにくい
- 接続先が分からない
最近は、コンパクトな端末を提供するサービスも増えていす。
こちらは「SAKURAWiFi」の端末です。液晶もあって、コンパクトなモデル。私もこのタイプがよかったです。
『どこよりもWiFI』が提供する端末です。
左側のM629 は液晶画面がついているので、これも便利そうです
端末は普段から持ち運ぶものだから、こだわりがあれば、クラウドwifiを選ぶ時のポイントの1つにしても良いですね。
クラウドWiFiのデメリット②通信速度が遅い?
クラウドSIM端末は通信速度が遅いと言われています。
結論としては、速度は速くないが、使用に困るレベルではない。
速度が売りのWiMAXの端末と比べてみましょう。偶然、私の職場にG4を使っている方と、WiMAXに加入している方がいるので、速度を比べてみました。
下り最大 | 上り最大 | 実際に測った下り | |
G4 | 150Mbps | 50Mbps | 23Mbps |
U2s | 150Mbps | 50Mbps | 19Mbps |
W06(WiMAX) | 1.2Gbps | 75Mbps | 21Mbps |
WiMAXさんのW06は下り1.2Gとハイスペックですが、実際の計測では差がついていませんでした。
最大値よりかなり遅い数字ですが、下り・上りのスペックは「ベストエフォート」値です。最大速度はあくまでも参考程度に考えれば良いです。
ポイント
ベストエフォート値とは、「環境が最高の状態に出る数値」であり、実際の速度は遅くなることが多いです。
私自身、クラウドWiFiを使っていて、速度に関して気になったことはありません。もっともこれは私のネットの使用状況のせいかとも思います。
- ネトゲはしない
- 動画や音楽
- ウェブサーフィン、メール等
ネットゲームなんかをすれば、もっと高速な回線が必要だと思いますので、クラウドwifiでは難しいのでは無いでしょうか。
速度よりも気になったのは、電源を入れたときと3社の回線を切り替えるとき、回線につながるのに少し時間がかかること。
ここで長くて数分かかるので、そこだけはちょっとストレスを感じるところです。
クラウドSIMデメリットまとめ
- 端末の選択肢が少なくオシャレではない
- 電源を入れた時に回線につながるのに少し時間がかかる
- 端末の最大速度は遅いが、実際には十分速い通信ができる
クラウドWiFi 使用レビューまとめ
それでは、ここまでのクラウドWiFiのメリット・デメリットをまとめてみます。
クラウドWifiレビューまとめ
- 携帯大手3社の回線を使うので利用エリアが広く、地方や田舎在住でも利用できる
- 通信速度は速く、動画・音楽再生・SNS等で困ることは全くない
- 常軌を逸した使い方をしない限りは縛りなしギガはほぼ使い放題
- 使用できる端末のデザインがイマイチ
- 回線接続時に少し時間がかかる
私自身、1年以上メイン回線としてクラウドwifiを使っていますが、コストを考えると、十分満足をしているという状況ですね。
クラウドWiFiを比較
クラウドSIMのWiFiのサービスがたくさんあってどれを選んだらいいの?
実は、サービスの内容自体はそんなに変わらない。というかほぼ同じですよ。利用料金と縛り期間、解約金あたりを考えたら良いですね。
これからクラウドWiFiを選ぶなら?
クラウドWIFIサービスたくさんありますが、決めるべきポイントは、月額料金、縛り期間、解約金、の3つです。
正直言って、今後は5Gの時代になるから、縛り期間が長いサービスは選ばない方が良いと思う。
それではクラウドWiFiを提供する代表的なサービスの内容を確認しましょう。
端末情報 | データ容量 | 月額料金(税抜) | 縛り期間 | 解約金 | |
---|---|---|---|---|---|
ZEUS WiFi | 液晶付き | 100ギガ(/月) | ¥2,980(3か月まで) ¥3,280(4か月から) | 2年 | ¥9,500 |
Mugen WiFi | U3,G4 | 100ギガ(/月) | ¥3,050 | 2年 | ¥9,000(1年目) ¥5,000(2年目) |
どこよりもWiFi | U3/U2s M629 | 100ギガ(/月) 200ギガ(/月) | ¥3,080 ¥3,980 | 2年 | ¥9,500 |
クラウドWiFi | U2s | 無制限 | ¥3,380 | なし | ¥0 |
SAKURA WiFi | 液晶付き | 100ギガ(/月) | ¥3,680 | なし | ¥0 |
The WiFi | U2s | 100ギガ(/月) | ¥3,480 | 2年 | ¥9,800 |
基本的なスペックは「月に100ギガ」が基本です。後は、縛り期間と縛り期間中の解約金に注意すれば良いですね。
今後は5Gがもっと広がることが考えられるから、縛りがない方がいいかもしれません。『クラウドWiFi』や『SAKURA WiFi』が縛りなしでオススメです。
「やはり無制限が良い!」とお考えなら、クラウドWiFiの1択。月額は他社よりも少し高いですけど、縛りがないのは大変ありがたいですね。
私が今選ぶなら「完全無制限」のクラウドWiFiでしょうね。
「クラウドWiFi」は完全無制限の上、月額料金も3380円とほどほど。さらに縛りが無いので解約金もない。安心して使えるサービスですね。
まとめ クラウドWiFiが向いている人
今回はクラウドWiFiの仕組みやメリット・デメリットついて紹介をしました。いくつかのデメリットはあるものの、本当にオススメできるサービスだと思います。
クラウドSIMのwifiをおすすめする人
- 外で仕事をしたり、外出先でネットを使うことが多い人
- 日々のパケット使用量を気にせずにネットを使いたい人
- 自宅WiFiとポケットWiFiを一本化したい人
- ネットゲームはしない
ギガがたくさんあると本当にストレスフリー。いつでもどこでもパケットを気にせずにネットが使える便利さを是非実感してもらいたいですね。
ぜひ、クラウドWiFiを利用して、ストレスフリーなネット生活を堪能してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。