
もっと英語を話せるようになりたい!いざ話そうとしてもうまく英語が出てこない・・・。
そんな英語を話すのが苦手と悩むあなたにおすすめする勉強方法は「英語日記」。その日の天気や起こったことなど、身の回りの日常的なことを書く「英語日記」は、英会話の練習に効果的です。
英会話力をアップするのに毎日ちょっとの時間で英語日記を書いてみましょう。
こんな人におすすめ
- 英会話が苦手
- 英会話を克服する練習が知りたい
この記事では、英語日記が英会話に役立つ理由から、英語日記の書き方や参考になる本までを紹介します。英会話でスラスラと英語が出てこなくて悩む人はぜひ参考にしてください。
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英語日記が英会話に役立つ理由

英語で日記に書くことが英会話力を向上させるのに役立つ理由は、書く内容は日々の日常のことがメインだからです。
例えば、天気のこと、仕事のこと、その日の嬉しかったことや腹が立ったことなど、日常生活に密接した内容を書きます。だから、英会話で使うような身の回りの英単語や表現を自然と学習することになります。
日本人は意外に日常的な英語表現を知らないことが多い。

私たち日本人は、中学・高校と英語の学習をしますが、授業や受験の英作文で書く内容は少し日常的な内容から外れていることが多いですね。
英単語も「高校入試・大学入試」でよく出るものを覚えるけれど、ネイティブであれば子供でも知っているような日常的な単語を知らない人が多い。
日常的なことを英語で話そうとしても言葉出てこない。だから会話が続かないということだね。

例えば、日常的な内容は以下のような感じになります。
(例)今日、子どもと公園に行ってブランコに乗って遊んだ。暑かったから、帰りにかき氷を食べた。急に冷たいものを食べたから頭がキーンってなった。
簡単な日本語だけど、きっと黄色の表現が分かりにくいところでしょう。

「ブランコ」や「かき氷」など、ネイティブであれば子供でも知っている単語を日本人英語学習者は知らないことが多い。英語日記にで身の回りの言葉を書いていくことで、英会話を話すことにつながります。
ちなみに、ブランコはswing、かき氷はsnow corn、頭がキーンはそのままice-cream headacheだよ。

それでは次には、英語日記の書き方と継続のコツについて解説をしていきます。
英語日記の書き方3つのコンテンツ

英語日記の書き方を説明していきましょう。
と言っても、そんなに厳密なルールがあるわけでは無いので、好きなように書けば良いのですが、最低限、次の3つを書くと日記っぽくなります。
日記に入れるポイント
- 日付
- 天気
- その日の出来事や感想などの本文
上の3つの内容を入れたものがこちらです。
(日付)December 26, 2021
(天気)It's rainy today.
(本文)I had yogurt for breakfast. It was healthy, but it was not enough for me. I was so hungry at work!
(参考)『英語日記ドリル』より
大した内容では無いですけど、この3つがあれば日記らしくなりますね。
ただし、英語圏では天気について書く習慣はなく、「日付・天気・本文」という構成は日本の日記独特みたいです。

天気を日記に書く必要は無いけど、天気について書いていくと、天気に関する英単語や表現を覚えることができ、その結果、英会話に役立つ。勉強のつもりで書いてみても良いですね。
それでは、日付と天気の英語での書き方について少し解説をします。
英語日記の書き方①日付
英語と日本語では日付の書き方、つまり書く順番が違います。
- (日本語)2020年2月15日(月)
- (英 語)February 15, 2020 (Mon.)
日本語だと、ねんがっぴ、「年→月→日→(曜)」の順番ですが、英語の場合は「月→日→年→(曜)」となります。
スペルが長い月や曜日は省略形が用いられることもあります。
●月の英語名と省略形
それぞれの月の英語と省略形です。5〜7月は短いのでそのまま使います。それ以外は省略形がありますが、ピリオド(.)を忘れないようにしましょう。
月 | 英語名 | 省略形 |
---|---|---|
1月 | January | Jan. |
2月 | February | Feb. |
3月 | March | Mar. |
4月 | April | Apr. |
5月 | May | - |
6月 | June | - |
7月 | July | - |
8月 | August | Aug. |
9月 | September | Sep. |
10月 | October | Oct. |
11月 | November | Nov. |
12月 | December | Dec. |
●曜日名と省略形
曜日の省略形もピリオド(.)を打つのをお忘れなく。
曜日 | 英語名 | 省略形 |
---|---|---|
月曜日 | Monday | Mon. |
火曜日 | Tuesday | Tue. |
水曜日 | Wednesday | Wed. |
木曜日 | Thursday | Thu. |
金曜日 | Friday | Fri. |
土曜日 | Saturday | Sat. |
日曜日 | Sunday | Sun. |
これで最初に書くべき日付は大丈夫。「ガッピネンヨー!(月日年曜)」と覚えておきましょう。
英語日記の書き方②天気の書き方
続いて、天気についての書き方です。
天気の書き方も色々とあるけれど、シンプルな形を1つ覚えておきましょう。
It was ○○○ today.
この形式だけでほとんどの天気や気候について書くことができます。
●天気の具体例
It was sunny [ cloudy / rainy / snowy ] today[ in the morning / at night ].
・sunnyの部分に天気を入れると、晴れ・曇り・雨・雪と簡単に書けます。
・todayの部分に時間帯(in the morning, at nightなど)を入れてやると、もっと表現の幅が広がりますね。
その他の天気は下のようなものがあります。
良い天気 | clear / sunny / blue sky / fine / nice / beautiful/ good / lovely / splendid pleasant /comfortable / favorable |
悪い天気 | bad (weather) / foul (weather) / miserable (weather) / nasty (weather) |
曇り | cloudy / a bit cloudy |
雨 | rain / rainy / wet (小雨)light rain / sprinkle(大雨)heavy rain / downpour(にわか雨)shower |
雪系 | (あられ)hail(みぞれ)sleet(雪)snow |
嵐系 | (台風)typhoon(雷)thunder(稲妻)lightning(風が強い)windy(強風)gale(霧)fog(かすみ)mist |
すべてに「It was ○○○」が当てはまるわけではありません。疑問に思ったものは辞書を引くのも勉強になって、英語の表現力が広がっていきますね。
英語日記の書き方③本文
本文については、何を、どれくらい書いてもかまわない。

「とりあえず何を書いたら良いのか」と悩む人は、1文からでも良いから書くようにしましょう。例えば下のようなことを書けばいいですよ。
- ご飯のこと(○○を食べて美味しかった、など)
- 気分のこと(今日は○○があって、嬉しかった・悲しかった、など)
- 友達のこと(今日は○○と会って、□□をした、など)
最初は1文程度でも、日付、天気、1行本文でも立派な日記です。書く量は徐々に増やしていけば良いですね。
ここまでは日記の書き方として、日記に書くべき3つの内容について解説してきました。日記の書き方に悩む人は参考にしていただけたらと思います。
次に考えることは、日記を続けること!英語日記は続けていくことが大事ですよ。

せっかく英語日記を始めるのであれば、しっかり続けていきましょう。それでは次に、英語日記を続けていくためのコツについて解説をします。
「三日坊主になるかも」と不安に感じる人は参考にしてくださいね。
英語日記を続ける4つのコツ

ここからは、英語日記の継続のコツについて解説していきます。
英語の日記の書き方には、特に決まったルールは無いので、好きに書けば良い。しかし、書き方のコツを押さえておくと、三日坊主にならずに続けていくことができます。
4つのポイントを押さえておけばいいよ。

英語日記のポイント
- 間違いを気にしない
- 1日1行からはじめる
- 短い日本語考える
- メディアにこだわらない
英語で日記は続けることが大事。上の4つのコツは、無理せず続けるために必要です。それでは1つずつ詳しく解説していきます。
英語日記を続けるコツ①間違いを気にしない
英語日記を続けるコツ①は、英語の間違いを気にしないこと。
英語日記は誰かに見せるものではないから、英語の間違いを気にする必要がありません。自分が書きたいことを英語でそのままつらつらと書けば大丈夫。
自分が書きたい内容の単語の意味や表現、例文を調べ、それを使って英語を書く。それを繰り返していくことで、単語の知識が深まり、表現の幅が広がります。
日記を書いているうちに、少しずつ上手に書ける。間違いも少しずつ減って、表現も豊かになりますよ。

コツコツ書いていて、気づくと英語力が上がるのが英語日記の魅力の1つですね。間違いを気にせず自分の分かる範囲の英語で書けば良いですよ。
英語日記を続けるコツ②1日1行から始める
英語日記を続けるコツ②は1日1行から始めること。
英語日記には特に決まったルールが無いので、いくら書いてもかまいません。逆にいうと、1日少しでもいい。たった1行でもかまわない。
気分が乗らない日は本当に短くても大丈夫。

" I worked all day today, so I am tired.(一日働いたから疲れたぁ)"
このように、ほんの短い1文でもかまいません。1日1行でも良いです。
続けることが大事ですね。
いつ書くかも自由。夜寝る前でなくてもお昼休みに書いてもかまわない。

ちなみに私が使っている日記帳は1日5行しかないから「たくさん書かないといけない」というプレッシャーが少ないですよ。
英語日記を続けるコツ③短い簡単な日本語で考える
英語日記を続けるコツ③は短い簡単な日本語で考えること。
「英語を書こうと思ってもうまく書けない!」と悩んでしまうと、英語日記を続けるのが嫌になってしまうかもしれません。
なるべく短い日本語で考えて、簡単な英語で書くようにすると良いですよ。
思いついた日本語をそのまま英語にするのはちょっと難しい。

小学生になった気分で簡単な短い日本語で考えてみましょう。
2020年2月14日(日)
天気晴れ。娘と一緒にジョギングをした。5キロ走った。とても疲れたけど、気持ちよかった。来週の日曜日もまた走りたいと思った。

なんか小学生の日記みたいだけど、これくらいだったら英語にはしやすそうね。
短くシンプルに考えて書きやすくすれば、日記を書くのも苦では無いね。

英語日記を続けるコツ④メディアにこだわらない
英語日記を続けるコツ④はメディアにこだわらないこと。
日記と言えば、「日記帳に書く」というイメージがありますし、もちろん英語を書くことが大事です。しかし、わざわざ日記帳を開いて、ペンを持って書くのが面倒と感じてしまうなら、日記帳にこだわる必要はありません。
- スマホアプリ
- ツイッター等のSNS
スマホアプリを使えば、仕事や家事、通勤途中のちょっと手のあいたスキマ時間に英語日記を続けられそうですね。
私がよく使っているのは『My日記』。広告が多少は入るけど、シンプルで無料で利用できます。
Twitterでも「英語日記」で検索をしてみると、かなりの人が英語日記を呟いています。
ほんの数行レベルの英語日記だから、気軽に始められそうですよね。
英語の表現とかにリプしてもらえると、お手軽ネット添削気分で、一石二鳥ですよ。
英語日記に役立つ3冊

最後に、英語日記を書くのに役立つ3冊の参考書を紹介します。
「もう少し英語日記について詳しく知りたい!」
「身の回りの英語の表現を知りたい!」
そんな人向けに参考になる本を紹介しておきます。
英語日記の書き方が分かる2冊
英語日記の書き方が具体的にわかります。
英語日記は自由に書けばいいのですが、それでも表現や構文が確認したいときに参考にできます。
えいごで日記
対象年齢6歳から。
「子供に英語日記を書かせたい」、「子供と一緒に英語日記をしたい」と考えている保護者の方や英語が超苦手な人に向いています。
いくつかの英語の動詞や名詞が紹介されていて、それらを組み合わせていくと英文ができるという内容。簡単に英文を作ることができて、子供でもできるし、本当に英語が苦手な人でも日記が書けます。
英語日記ドリル Complete
英語日記といえばこの本。著者の石原真弓さんは英語日記に関する本をたくさん書かれています。
日記に使える60の構文と単語やフレーズが紹介されています。扱っているテーマは「天気」から始まって「考え」を表す表現まで。ほぼすべての日記に書きそうな英語の構文があります。
英語日記を書く際にこれ1冊あれば困らないね。

英語日記に必須の身近な英単語がわかる
タイトルの通り「これ英語でなんていうの?」と疑問に思うようなものがたくさん紹介されています。
身の回りの英単語
- 爪切り:nail clipper
- 耳かき:ear pick
- 追試:make up test
- 二日酔い:I have a hangover.
などなど・・・学校の英語教育ではあまり習わない英単語を知ることができます。
英語日記の書き方まとめ 英語日記で会話力をあげよう

今回は、英語日記の書き方として、英語日記に書くべき内容や継続するコツを解説し、英語日記に役立つ本を紹介しました。
英語の日記を続けることで書くことはもちろん、話す力も向上します。一日一行でも日記を書いてアウトプットを鍛えていきましょう。英語日記を続けることで、英語に関するアンテナも広がるし、「今日はこの単語や表現を使おう!」と意欲も上がりますよ。
1日2〜3行で十分だから、はペンを持って、あるいはスマホを持って始めてみましょう。
"Practice makes perfect.(習うより慣れろ)"ですよ

最後までお読みいただきありがとうございました。