中学生での勉強で厄介なものの1つが英語。特に、中学英語は英語の基礎・基本となるもので、中学英語につまづくと高校でも英語が苦手なままになってしまいます。
しかし、実際には英語の勉強法が分からず、どうやって勉強したら良いのかに悩んで、定期テストでも思うような点数が取れない生徒が多い。
やっぱり塾とか行って勉強しないと行けないのかな??
塾に行くのも悪くないけど、今回は家でできる英語の勉強法について紹介していくよ。家でどれだけ勉強するかがとても大切だからね。
今回はお家でも十分に結果がでる勉強法を解説します。
塾に行くことが悪いわけではないけども、家での勉強がより重要な理由についても説明します。
やり方自体はとても簡単でも今日からすぐにでも始められるものもあるので、英語の勉強法に悩む中学生はぜひ参考にしてください。
中学生の英語の勉強は家でやることが大切な理由
まず最初に、英語の勉強を家ですることが大切な理由について説明します。
自宅学習の重要性
- 英語は言語(言葉)。
- 言葉の勉強で大切なのは毎日使うこと。
- 自宅だと少しずつでも毎日勉強できる。
- 毎日勉強する習慣が身に付けば他の教科の学習にもプラスになる。
当たり前のことだけど、英語は日本語と同じように言語(言葉)ですね。
言葉の勉強で大切なのは、毎日少しずつでも良いから、その言葉を使うこと。つまり勉強することになります。
ほとんどの中学生は部活に入っているから、さすがに毎日学習塾に通っている人は少ないはずです。そうなると、お家で毎日少しでも勉強していくことが、英語の勉強にとっては大切になります。
さらに、英語の勉強を通して、家での学習習慣が身に付けば、他の教科の勉強をするときも、家で勉強するのが苦では無くなりますよね。
なるほどー。毎日コツコツやるには家で勉強するのが一番よね。でも、家で勉強するって何をしたらいいの?
具体的な勉強の方法はこれから説明するよ。
それでは次に、家でできる中学生向けの英語の勉強法について考えていきましょう。
家でできる中学生の英語の勉強法
「家でできる英語の勉強法」と聞いて、英語が苦手な人はどうするのか??と心配する人もいるかもしれません。
英語が苦手な人は勉強しろって言われても困るんじゃないの?
いや、苦手な人でもできることはあるから、それをやっていけば良いんだよ。
英語の学習に限ったことではないですが、勉強には「理解と定着」という2つの段階があると考えてください。もっと分かりやすく言うと、理屈と慣れの部分があります。
- 理解(理屈)ー授業や参考書などを利用
- 定着(慣れ)ー理解した部分を練習する。暗記する。
「英語ができない」と悩む人の大部分は、この「慣れ」のための時間や勉強が圧倒的に不足しています。
英語が苦手な人は、自分で参考書などを利用して、理解するのはできないかもしれないけど、定着のための勉強や英語に必要な知識(単語や表現)を暗記することはできる。
英語は言葉だから、理解よりも定着に必要な時間の方が大切だからね。毎日少しずつ簡単なことをやっていくのがいいね。
それでは具体的な勉強法について、解説をしていきます。
自分ができることを毎日少しずつやることが、英語の勉強にはとても大切になりますよ。
中学生が家でできる英語の勉強①英語音読をする
まずはなんと言っても「英語音読」。
英語の音読ほど簡単で効果の高いトレーニングはない。ただ英語を声に出して読むだけですからね。
なぜか、日本人は英語の音読をあまりしたがらない。小学校の国語の時間ではみんな本読み(音読)はするのに、英語だとなぜかしないんだよね。
英語は言葉だから、その勉強として英語を音読するのは当然大切な練習ですよね。
英語音読をすることで次のような効果が期待されます。
英語音読の効果
- 英単語・英熟語が覚えられる
- 英語の発音・アクセント身に付く
- 英語の語順感覚が身に付く
英語を音読する際に、英文を目で見て発音するのだから、何度も音読するうちに、その英文に登場する英単語を覚えることができるし、英語を読んでいるのだから、英語の発音やアクセントも身に付きます。
さらに、「英語では、最初に主語と述語が置かれる」といったような英語の語順の感覚を身につけることができます。
英語音読ってすごいんだねー。簡単そうなのにね。これだったらすぐに始められるね。
もちろんいくつか注意点があるから、そこをしっかりと押さえておいて欲しい。
英語音読の注意点
- 内容が分かっている英文を読む
- 正しい発音で読む
- 何度も繰り返し読む
注意点としては、上の3つ。
当たり前だけど、内容が分かっている英文を読まないとダメ。内容が理解できない意味不明の英文を音読しても意味がない。きちんと英単語の意味や英文の内容を理解しているものを読みましょう。
次に大切なのは、発音やアクセント。せっかく音読するのなら、ネイティブのような発音を真似て読みたいですね。そうすることで、英語らしい発音が身に付きます。
最後に、何度も繰り返し読むこと。おそらくこれが一番大切。「数回読んで終わり」では全くだめ。少なくとも同じ教材を毎日1週間読み続けることが必要になります。
この3つのことに注視して、1日10分でも20分でも音読を続けていくと、「英語慣れ」していき、英語力がメキメキを上がっていきますよ。
音読を毎日するのは分かったけど、何を使って音読していったらいいの?
一番良いのは、学校で使っている教科書だね。授業で内容を理解して、その復習のつもりでガンガン音読すれば、英語力アップだけでなく、定期テストの対策にもなるからね。
英語音読は、継続していくことが一番大切になります。
教科書以外の教材や英語音読のもっと詳しい情報については別の記事でまとめていますので、あわせてお読みください。
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【英検・TOEIC対策にも】3ステップ正しい英語音読の方法
続きを見る
中学生が家でできる英語の勉強②英単語と熟語の暗記
2つ目の勉強法は、英単語や熟語などの暗記になります。
英単語の暗記・・・。暗記って苦手・・・。
暗記が苦手な人は多いね。けど逆に考えると「ただ覚えるだけ」で英語はかなりできるようになるよ。
英語の一番のカベは、英単語や熟語、英文法など新しく覚えることがたくさんあることでしょう。
しかし、ここはどうしても乗り越えていかないといけない。残念ながら、「気がつくと自然に覚えていた!」と言うことはあまりない。
意識して1つでも2つでも英単語を多く覚えることが英語力アップにつながりますよ。
暗記はしんどいかもしれないけど、英単語を覚えるコツを紹介するから。ぜひ暗記に挑戦して欲しいね。
英単語を覚えるコツ
- 単語を読む、書く、聞く、見る
- スキマ時間を活用する
- 何度も繰り返す
英単語を読む・書く・聞く・見る
まず、具体的な覚え方はとして、「英単語を読む、書く、聞く、見る」をしましょう。例えば、覚えたい英単語を、紙に英単語を書いたり、音読したりすれば良いでしょう。
「読む、書く、聞く、見る」の効果の差はほとんどないと思うけど、単語の綴りを覚えておいた方が良いので、まずは書くことから始めると良いですね。もっというと、英単語を書きながら、発音すれば一石二鳥になります。
「覚えたい英単語を5回ずつ発音しながらノートに書く。」
これを毎日するだけでも、英単語は少しずつ覚えていけますよ。
スキマ時間を活用する
次のポイントはスキマ時間を活用すること。
英単語の勉強で大切なのは、時間よりも回数・頻度。
どう言うこと??
一度にたくさんの時間をかけるよりも、何度も見直した方が効果的なんだよね。
例えば、1日30個の英単語を覚えるとして、一度に1時間以上かけてがっつり暗記するよりも、サラッと30個書いたり・読んだりすることを1日数回に分けてしたほうが記憶に残りやすい。
1日のうちのちょっとしたスキマ時間に、単語を覚えることが習慣できたら、単語を覚えることもかなり楽になるはず。
ちなみに英単語学習のスマホアプリを使えばもっとスキマ時間を効果的に使えるよ。
英語学習に役立つスマホアプリについては別の記事でもまとめていますので、あわせてお読みください。
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【2024年版】無料で使える中学生向けの英語勉強アプリ|現役英語教師が解説
続きを見る
何度も繰り返す
最後のポイントは、何度も繰り返して覚えること。
「英単語が覚えられない」人は次のような悩みを持っています。
- 中々覚えられない
- 覚えたと思ってもすぐ忘れる
うん・・。そうなんだよね。
正直って、「中々覚えられないとか、すぐ忘れる」のは、当たり前のこと。
「暗記が苦手」と言う人は、英単語が中々覚えられず、すぐ忘れてしまったと思い込んで、暗記するのをあきらめてしまう。
覚えるのが得意・不得意はあると思うけど、何度も繰り返さないと英単語を覚えることはできない。
英検1級持ってる自分でさえも、単語はすぐに忘れてしまうんだよ。
「英単語は忘れるものだから」と考えて、気楽に繰り返し勉強していきましょう。
まとめ 中学英語の自宅での勉強法
今回は、中学生向けの自宅でできる勉強法について解説しました。
- 英語音読
- 単語と熟語の暗記
この2つだけで十分です。
たったこれだけ??
たったこれだけ?と思うかもしれないけど、教科書の音読を1日15分、単語の勉強を15分、たったの30分だけでもコツコツと継続していけば、英語力がアップするのは間違いない。
繰り返しになりますが、英語に必要な「慣れ」の部分が日本人は圧倒的に不足しています。
塾に行って、授業を受けたり、問題を解いたりするのも悪くはないけど、英語(言語)学習にとって一番大切なのは、毎日少しずつ英語に触れること。
一番簡単な英語に触れる方法が、今回紹介した「英語音読」や「単語・熟語の暗記」です。
1日少しでも良いので、授業で習った単語を覚えて、教科書を音読していきましょう。半年継続すると驚くほど英語ができるようになってくるはずですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。