
もっと英語を話せるようになりたい!けど、いざ話そうとしてもうまく英語が出てこない・・・。
そんな英語を話す力で悩むあなたにおすすめする勉強方法は「日記」。特に英会話の練習に「英語日記」にチャレンジしてみましょう。

英語で日記を書くことが「話す」練習になるの?
英語日記は、書く力はもちろん、話す力の向上にもつながるよ!

悩み
- 日常英会話ができるようになりたい
- 日常英会話を練習する方法が知りたい
英会話力をアップするのに毎日ちょっとの時間で英語日記を書いてみましょう。
この記事を書いた人
現役英語教師(20年目)。高校3年時、1日14時間の独学で偏差値40台から80まで上げる。浪人を経験し、文学部英文科から英語教師の道へ。英検1級一発合格・TOEIC満点。教育困難校からトップ校で勤務。abcを書けない生徒から東大・京大を受験する生徒まで指導経験あり。
今回は、英語日記が話す力向上に役立つ理由、英語日記の書き方、参考になる本を紹介します。
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英語日記は日常のことだから会話に役立つ

英語日記に書く内容は日常のことがメインだから日常英会話に役立ちます。
日本人は意外に日常的な英語表現を知らないことが多い。

私たち日本人は、中学・高校と英語の学習をしますが、授業での英作文で書く内容は少し日常的な内容から外れていることが多いですね。
英単語についても、単語帳で「高校入試・大学入試」でよく出るものを覚えるけれど、日常的な単語を知らない場合があります。
日記の例
(例)今日、子どもと公園に行ってブランコに乗って遊んだ。暑かったから、帰りにかき氷をたべた。急に冷たいものを食べたから頭がキーンってなった。
下線部あたりが微妙じゃないかな?


うーん、、ブランコ、かき氷、とか簡単そうだけど思いつかないです。
「ブランコ」や「かき氷」など、ネイティブの子供でも知っている単語を日本人英語学習者は知らないことが多い。
日常的なことを英語で話そうとしても言葉出てこない。だから会話が続かないんですね。

なるほど!英語日記で身の回りの言葉や表現を書くことが話すことにつながるんですね。
ちなみに、ブランコはswing、かき氷はsnow corn、頭がキーンはそのままice-cream headacheだよ。

英語日記の書き方と続けるコツ

では、英語日記の書き方と続けるコツについて考えていきましょう。
まずは肩の力を抜いて気楽に始めよう。

英語日記のコツ
- 間違いを気にしない
- 1日1行からはじめる
- 短い日本語考える

たったこれだけですか?
英語日記の最大のポイントは「続けること」ですから、無理をしないことが大切です。もう少し詳しくみていきましょう。
英語日記の書き方と続けるコツ① 間違いを気にしない
英語日記は誰かに見せるものではないから間違いを気にする必要がありません。
自分が書きたいことを英語でそのままつらつらと書けば大丈夫。
日記を書いているうちに少しずつ上手になるもの。

自分の書きたいことを書くときに英語の表現を多少は調べます。単語の意味や表現、例文を調べ、それを使って英語を書くようになります。
それを繰り返していくことで言葉や表現のはばが広がっていきます。

書いているうちに自然と間違いが減って、表現が豊かになっていくのね。
コツコツ書いていて気づくと英語力が上がるのが英語日記の魅力の1つです。
英語日記の書き方と続けるコツ② 1日1行から
英語日記はたくさん書いてもかまいません。逆にいうと1日少しでも大丈夫。

その日の気分で書く量とかを変えてもいいの?
まったく問題ありません。気分が乗らない日は本当に短くても大丈夫。
" I worked all day today, so I am tired."(一日働いたから疲れたぁ)とかでも大丈夫。
1日1行でも良いです。続けることが大事ですね。
いつ書くかも自由。夜寝る前でなくてもお昼休みに書いてもかまわない。

私の使っている5年用の日記帳は1日5行までしかないから「書かないといけない」というプレッシャーが少ないですよ。
英語日記の書き方と続けるコツ③ 短い日本語で考える
「英語を書こうと思ってもうまく書けない!」という問題を解決する一つの方法は短い日本語で考えることです。
思いついた日本語をそのまま英語にするのはちょっと難しい。

小学生になった気分で簡単な短い日本語で考えることが英語を書くコツになります。
○月✖︎日
天気晴れ。子供と一緒にジョギングをした。5キロ走った。とても疲れたけど、気持ちよかった。来週の日曜日もまた走りたいと思った。

なんか小学生の日記みたいですけど、英語にしやすそうです!
短くシンプルに考えて書きやすくしよう。

英語日記に役立つ4冊

さっそく英語日記を書き始めても大丈夫ですが、
「もう少し英語日記について詳しく知りたい!」
「身の回りの英語の表現を知りたい!」
という人向けに参考になる本を紹介しておきます。
英語日記のやり方がわかる2冊
英語日記の書き方が具体的にわかります。
英語日記は自由に書けばいいのですが、それでも表現や構文が確認したいときに参考にできます。
えいごで日記
対象年齢6歳から。
「子供に英語日記を書かせたい」「子供と一緒に英語日記をしたい」と考えている保護者の方や英語が超苦手な人に向いています。
いくつかの英語の動詞や名詞が紹介されていて、それらを組み合わせていくと英文ができるという内容。
簡単に英文を作ることができて、子供でもできるし、本当に英語が苦手な人でも日記が書けます。
英語日記ドリル Complete
英語日記といえばこの本。
著者の石原真弓さんは英語日記に関する本をたくさん書かれています。
日記に使える60の構文と単語やフレーズが紹介されています。
扱っているテーマは「天気」から始まって「考え」を表す表現まで。
ほぼすべての日記に書きそうな英語の構文があります。
英語日記を書く際にこれ1冊あれば困らないね。

英語日記に必須の身近な英単語がわかる
タイトルの通り「これ英語でなんていうの?」と疑問に思うようなものがたくさん紹介されています。
例
- 爪切り:nail clipper
- 耳かき:ear pick
- 追試:make up test
- 二日酔い:I have a hangover.
などなど・・・学校の英語教育ではあまり習わない英単語を知ることができます。

意外に知らない身近な表現がのってて便利ですね!
英語日記に必須のシンプルな書き方がわかる
正しい英語を書くことを目標にしています。対象のレベルは中学校卒業程度の英語力でかけるレベルです。
基礎編ですから、本当に基礎から丁寧にシンプルな書き方を説明してくれています。
参考

Lesson 1は本当に基礎からスタートだから英語が苦手な人も勉強しやすい。
英語の表記のルールも載っているので、日付や時間、数字やお金の書き方などもよくわかります。
英語で日記を書くくらいのシンプルな英文であれば、これ1冊の内容で十分書ける。
初版は昭和37年!!名著は古くならないんだね。私も英検1級のエッセイライティング前にこれで学び直しをしたよ。

「書く英語」については、別の記事で詳しく紹介していますので、合わせてお読みください。
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【いちから英作文をやり直す】参考書『書く英語』レビュー|現役英語教師が解説
続きを見る
英語日記で書く・話すのアウトプットを鍛えよう
英語の日記を続けることで書くことはもちろん、話す力も向上します。一日一行でも日記を書いてアウトプットを鍛えていきましょう。

毎日少しでいいなら続けられそうですね。
英語日記を続けることで、英語に関するアンテナも広がるし、「今日はこの単語や表現を使おう!」と意欲も上がりますよ。
そして日記は手書きが一番!
1日2〜3行で十分だから、まずは日記帳をゲットしてはじめてみよう!


practice makes perfect.(習うより慣れろ)ってことですね!
まずは毎日少しずつスタート!
最後までお読みいただきありがとうございました。