小学生の子供に英検に挑戦させたい。どんな勉強をさせたらいいの?
2020年度から「外国語活動」が小学3年生に設定され、英語教育の低年齢化が進んでいます。
子どもの将来に役立つように、子供さんに「英検」を取らせておきたいと考えている保護者の方も多いですね。
しかし、小学生の子供にどんな勉強をさせたらいいのかで悩んでいる人もいるはずです。
こんな悩みにお答えします
- 小学生の子供に英検を受験させたい
- どの級に挑戦させたらいいの?
- 小学生の英検対策は何をしたらいいの?
今回は、小学生向けの英検対策の方法を紹介しますよー!
この記事では、小学生向けの英検対策として、小学生でもできる英検の勉強方法・おすすめの問題集を紹介します。
この記事で分かること
- 小学生の英検合格に必要な勉強
- 小学生の英検対策の具体的な手順
- 小学生の英検対策のおすすめの問題集
自分の子供もこの方法で英検をゲットしていますので、英検を取らせたいと考えている保護者の方の参考になれば幸いです。
注意
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小学生の英検合格に必要な英語力
小学生が英検(『実用英語技能検定』)を受験しようと考えたときに、どれくらいの英語力が必要なのかを考えてみましょう。
級 | 英語レベル | 学年 |
---|---|---|
英検3級 | 中学校卒業程度 | 中学校3年 |
英検4級 | 中学校中級程度 | 中学校2年 |
英検5級 | 中学校初級程度 | 中学校1年 |
初級・中級は簡単に中学1年・2年レベルと考えたら分かりやすいですね。
中学1年、2年の英語レベルが、実際にはどの程度の英語レベルなのか、をもう少し考えましょう。
必要単語数と文法項目がポイントになるよ。
まずは3〜5級の英検の試験で必要とされる英単語の数をチェックしてみましょう。
英検の級 | 必要語数 |
---|---|
英検3級 | 2100語 |
英検4級 | 1300語 |
英検5級 | 600語 |
ちなみに中学校の3年間で学ぶ英単語は1200語とされていますので、3級合格はけっこうな数の単語を覚える必要がありますね。
次は英文法の項目で考えてみます。
学年 | 文法項目 |
---|---|
中学3年(英検3級) | 現在完了形、関係代名詞、受け身 |
中学2年(英検4級) | 過去形・未来形、不定詞・動名詞、比較 |
中学1年(英検5級) | 否定文・疑問文、現在形、助動詞can |
中学1年生で習う文法項目は、文の基本となる動詞や簡単な助動詞(例えばcanなど)、そして疑問文・否定文が作れたら十分。
中学2年だと、過去形・未来形と時制が加わって、不定詞や動名詞などが登場してきます。
中学3年生レベルとなると、現在完了形・関係代名詞など小学生には少し厳しい文法項目が入ってきます。
小学生の英検合格はリスニング中心で考えるのが鉄板です。
しかし、合格のために少しでも文法で点をとる必要がありますね。
それでは英検合格に必要な英語力がわかったところで、具体的に英検対策の手順を考えていきましょう。
小学生の英検対策の手順(3〜5級)
小学生の英検対策は、順を追って勉強していきましょう。いきなり過去問を解かせるよりも段階的に準備をしていきましょう。
やみくもに問題集をやってもあまり効果は薄いよ。
対策手順
- 単語を覚える
- 文法を勉強する
- リスニング練習
- 過去問をする
英検にかぎらず、英語の勉強に絶対に必要になるのが、単語の暗記。そして、受験する級に応じた文法の勉強。同時進行でリスニングを練習するようになります。
過去問等の対策問題集をする前に文法の学習をしたほうがいい!
まったく文法を知らない状態で、過去問を解いてもあまり意味がありません。
文法の学習には『くもんのスーパードリル完全マスター』がおすすめ。
学年ごとに英文法の学習ができるので、自分の受験する級(例えば4級なら中学2年まで)の文法を勉強することができます。
それでは、受験する級別に対策を考えていきましょう。使うべき参考書や問題集を紹介しますので、是非参考にしてくださいね。
小学生の英検対策を級ごとに
小学生向けの3級〜5級までの対策法を、おすすめの教材と一緒に、具体的に説明していきます。
合格しやすく、取り組みやすい5級から紹介します。
小学生の英検対策 5級
初めての英検受験であれば、英検5級からスタート。
5級の対策はそんなに難しくはありません。
小学生にとっては、英文法よりもリスニングの方が取り組みやすいよ。
文法も中学1年生レベルとは言っても、単語を知っていたら解ける問題がかなり多いので、単語をたくさん覚えることが重要になります。
そして、耳からの学習の方が文法を覚えるよりも抵抗が少ないので、しっかりリスニング練習をしましょう。
勉強法
- 単語の暗記
- リスニング練習
- 文法を確認しつつ過去問をする
単語の暗記には、定評のある旺文社のものを利用しましょう。書き込み式の方が取り組みやすいですね。
この単語帳と同時に利用すると良いのが単語アプリ。英検5級に出る単語をゲーム形式で確認できる『英検英単語』はおすすめです。
うちの娘も喜んでアプリで単語を覚えていましたよ。
英検®英単語
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リスニング対策もスマホアプリで対応できます。スマホアプリでリスニング練習をするメリットは、CD等の準備が不要でサクッとできること。
『リスニングマスター』は無料でリスニング練習ができる優れものです。
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単語の暗記とリスニング練習をしながら、文法を確認しつつ、過去問に取り組みましょう。
文法は先ほど紹介した『完全マスター中学英文法』の中学1年レベルまでをやっておけば大丈夫。
小学生向けの過去問は『1日1枚シリーズ』が超おすすめ。
1日1枚と決まっているのが、小学生には取り組みやすいし、親としても管理しやすい。
この『1日1枚シリーズ』をやって、分からないところを『スーパードリル完全マスター』で確認する、という手順でやっていくやり方が良いですね。
英検5級は単語を知っていたら通るパターンが多いから、まずは単語帳と単語アプリで単語を覚えていこう。
小学生の英検対策 4級
英検4級になると英文法の内容が少し難しくなります。英検5級とは違って単語だけで解ける問題が減ります。
中学2年生までの英文法を知っておく必要があります。
勉強法
- 単語の暗記
- リスニング練習
- 中学2年までの英文法の学習
- 過去問をする
まずは『スーパードリル完全マスター』で一通りの中学2年の内容をやっておこう。
小学生に中2レベルの英文法を完全に理解することは難しいですが、まったく知識がないと解けない問題もあるので、さらっといいので勉強させておきましょう。
うちの娘は小5でしたが、かなり苦労していました。
英文法はやっぱり苦労するのね。
けど、やっておいて損はないからね。
英検4級もメインの得点源は、単語とリスニング問題。
単語の暗記とリスニング練習を重視していきましょう。
単語の暗記は、書き込み式の単語帳とアプリを併用して、遊び感覚で覚えるのが良いですね。
リスニングもアプリで対応。ここも神アプリ『リスニングマスター』様に頼るのが一番。英検4級にも対応していますので、うまく利用してゲーム感覚で耳を鍛えましょう。
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仕上げに『1日1枚シリーズ』で過去問対策をしていきます。
対策問題集で引っかかったところは『スーパードリル完全マスター』に戻って再確認しておきましょう。
4級まではリスニングがカギ!アプリでしっかり練習を!
実際、うちの娘の場合、リーディング3割、リスニング9割という得点率で合格しました。
小学生にとって、リスニングアプリはゲーム感覚で喜んで勉強してくれます。ぜひ、リスニングを鍛えておきましょう。
小学生の英検対策 3級
小学生の英検チャレンジの最終目標は3級ですね。
3級から難易度がグッと上がるけど、きちんと対策すれば大丈夫!
英検3級の1次試験(筆記)の対策
英検3級となると、英文法は中学校卒業程度。現在完了形や関係代名詞という小難しいものが入ってきます。
筆記試験では、エッセイライティング(英作文)と長文問題。さらに、2次試験としての面接試験もあります。
勉強法
- 単語の暗記とリスニング練習
- 中学英文法の学習
- 英作文と長文
なかなか厳しそうなんだけど・・・。
小学生には難関ともいえる3級ですが、手順を追って学習すればきっちりと合格点をゲットできるはずです。
まずは、単語力。単語力で合格の半分は決まります。3級ともなると必要単語数も増えますが、単語を押さえたら、合格可能性はグッと上がります。
3級用の単語帳とスマホアプリの併用できっちりと語いを身につけましょう。
文法項目が多少難しくなるけど、単語が分かるだけで解答できる問題も多い。まずはきっちりと英単語を増やすことが大事!
リスニングは大切な得点源。神アプリ『リスニングマスター』は3級対策もできます。
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小学生にとっては、英文法の問題よりもリスニングの方が伸びやすいし、得点しやすい。リスニングで点を落とさないようにしっかりと練習をしましょう。
英文法は中学英語が全て範囲に入ります。『くもんのスーパードリル完全マスター』でサッと確認しておきましょう。
小学生で英文法をきっちり理解するのは難しいが、一通りは学習しておこう。
一通り学習をしておけば、対策問題集をやった後での確認ができるので、さらっといいので、先にやっておきましょう。
仕上げは『1日1枚シリーズ』をします。ライティングや長文対策もできるので、過去問対策はこれで十分です。
問題を解いて、不明なところは『くもんのスーパードリル』に戻って復習することを繰り返しましょう。
長文読解は単語を知っていたら何とかなるレベルです。
ライティングの書き方やよく出題されるテーマも『1日1枚』でカバーしてくれますよ。
3級には長文やライティングという要素が入ってくるが、単語力をきっちりつけておけば乗り切れる。
英検3級の2次試験(面接)の対策
英検3級から面接試験があります。
面接とはいっても、手順をしっかり理解しておけば、そんなに難しくはありません。
面接試験の流れ
- 30語程度の英文を音読する
- 音読した英文についての質問(1問)
- イラストについての質問(2問)
- 受験者自身についての質問(2問)
面接をクリアするポイントは・・・
- 英語での指示への受け答え
- 音読
- 質問への答え方
この3点を押さえておけば合格します。
面接官をしたこともあるけど、3級は、物おじせずに頑張って話せば合格します(というかさせます・・)。
入室から試験、そして退室まではすべて英語で行われますが、面接官のセリフはすべて決まっているので、対策問題集などで、確認しておけば安心ですね。
『面接完全予想問題』は7回分の面接試験の問題が用意されているので、しっかりリハーサルをすることができます。
保護者が面接官役になって練習してあげたらいいですよ。
うーん、面接官役か・・・。できるかしら。
保護者の方が面接官役になるのが難しい場合には、学研のオンライン英会話「kimini」を利用するのもおすすめです。
「学研のkimini」のコースに1つに英検3級<二次試験対策>があります。
スタンダードプラン加入で受講ができますが、何と10日間の無料体験ができる!
ということは・・・実質無料で英検の2次対策ができる・・・?
もちろん、子供さんがオンライン英会話を気に入れば、継続していくのも今後の英語力向上には有効です。
英検の2次試験対策をしようとして、大手の英会話教室に入会させると、最低でも月額1万円でレッスンは週に1回のみ。
学研のオンライン英会話「kimini」であれば、月額5480円で毎日レッスンを受講できますよ。超絶にコスパが高いですね。
小学生でも英検に合格できる!
今回は、小学生でも英検受験を目指す親子さんに英検3級から5級の対策方法を紹介しました。
小学校の英語の勉強は少し難しいかもしれませんが、ゲーム感覚でできるスマホアプリを併用することで、取り組みやすくなります。
英検対策のスマホアプリについては、別の記事にまとめています。合わせてお読みください。
-
【英検対策】無料で使えるアプリ5選(2級〜5級対応)|現役英語教師が解説
続きを見る
「小学校から英語は早いかな・・・?」
とお考えの方もいるかもしれませんが、小学校から英検にチャレンジして、英語の勉強をしておくことは、中学、高校の学習で大きなメリットになります。
社会人になってからも英語は大きな武器になる!
小学生の頃から一足先に、英検を通じて英語を勉強させておきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。