
英検準2級対策って何をしたらいいの?
小学生から英検にチャレンジさせている娘も中学1年生の第1回でようやく3級に合格し、調子に乗って第2回は準2級を受験することになりました。
3級までの受験対策は以下の記事をお読みください。
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【保存版】小学生からの英検対策(3級〜5級)|現役英語教師が解説
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さて、中学1年生には少しハードルが高い準2級ですが、受験するからには合格させたい。
英検の筆記問題の一番の難関パートは、第1問の「語彙・文法問題」
この第1問をなんとかすることが合格に大きく近づく!

この記事では、英検準2級の筆記試験対策として、英検準2級の第1問の対策方法を押さえていきます。英検の準2級の受験を考えておられる方はぜひ参考にしてください。
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英検準2級 第1問の問題構成から考える対策

まずは、英検準2級の第1問の問題について確認をしておきましょう。
- 英語レベルは高校中級程度
- 4択の空所補充問題が20問
- 単語・熟語・文法の3つの分野から出題

高校中級程度って厳しい・・・。
まあ、そうだね。でもなるべく効率的に勉強をしていくための方策を考えよう。

英検の筆記試験の合格ラインは約6割の正答率。
もちろん全て設問分野で60%を目指すのが理想だけど、中学1年生にとって準2級がそもそもハードルが高いので、もう少しターゲットを絞って、勉強していくことにしましょう。
英検準2級 第1問の構成詳細
それでは、第1問の問題構成をもう少し詳しく見ていきます。
第1問で出題される20問のうちどんな問題が出題されているのかを考えます。最新の過去問から3回分の分析ですので、おそらく傾向は変わらないでしょう。
第1問の内訳
- 単語の知識 10問 (1) 〜 (10)
- 熟語の知識 7問 (11) 〜 (17)
- 文法の知識 3問 (18) 〜 (20)

文法の問題って3問しかないの?
コミュニケーション重視という観点から、文法問題よりも語彙(単語・熟語)問題の方が重視されているんだろうね。

つまり、第1問対策の方針としては次のような考え方でいくのが良いですね。
英検準2級レベルの単語・熟語をたくさん覚える。
高校英文法は3問しか出題されないから放置。
準2級レベルの単語を覚えることは、第1問対策のみならず、第2問の会話文、そして第3問〜第4問の長文問題にも役立ちます。
高校までの英文法を一から勉強するよりも、単語や熟語を覚えた方が圧倒的に効率的な勉強。

単語や熟語を覚えることはリスニング対策にもなるので、単語の意味と同時に音も一緒に覚えるようにしたいですね。
それでは具体的に娘と約束した勉強の内容をご紹介します。
中学1年生の英検準2級対策
基本方針は次のようなものでした。
英検準2級レベルの単語と熟語をできるだけたくさん覚える。
文法的なポイントは、ともかく、英検は単語がわかれば何とかなる問題が圧倒的に多い。
これは会話文・長文問題でも同様です。
ということで、娘さんに設定した学習は次の2つ。
- 1日30分50単語を声に出して読む。
- 1日最低1題の英文を読む。
まずは単語帳を購入。
英検の単語帳といえば、旺文社の『pass単』が定番です。
頻出の単語と熟語が1500あるので、とりあえずこれさえ覚えたら十分ですね。

覚えられるかな・・・。
大事なのは計画だから、計画通りにやっていくようにしよう。

娘さんとは、1日30分間、50個単語を声に出して読むという課題を設定しました。
30日間で1週できるので、試験当日までに2〜3週はしておきたいところですね。
もう1つの課題は1日最低1題まとまった英文を読むというもの。
『文で覚える単熟語』というものを購入。
大学入試の単語帳の名著『速読英単語』のようなものですね。
8つの頻出テーマごとに8つの英文が用意されていて、計64個の英文を読むことできます。
単語はもちろんだけど、頻出テーマに関する予備知識(スキーマ)を持つことができます。

長文読解という難しい感覚ではなくて、日本語の訳を見ながら気軽に内容と英単語を確認するだけでも十分効果がありますね。
これは1日1〜2題程度読書感覚で目を通すという課題にしました。
とりあえず、語彙力を爆上げして試験に臨ませたい!という方針であります。
まとめ 中学1年生に準2級は無謀か?
今回は、英検準2級の第1問対策として、中学1年生でもできる語彙強化の方法を紹介しました。

単語と熟語だけで大丈夫なの?ライティングとかあるんじゃない?
ライティングは実際簡単に得点できる分野だから、準備はそこまで難しくないよ。

英検準2級のライティング対策は下の記事をお読みください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。