英語のリスニング力アップには「ディクテーション」が最適!
それはよく聞きますけど、ディクテーションってどうやってやるんですか?
「ディクテーション」は英語の聞き取りをする練習。
かなり負荷が高くて難しいですが、それだけにリスニング力を鍛えるのに効果的です。
この記事では、英語リスニング力を劇的にアップさせる「ディクテーション」の効果とやり方、さらにディクテーションの練習に役立つスマホアプリを紹介します。
この記事でわかること
- ディクテーションの効果とやり方
- ディクテーションにおすすめの教材
- ディクテーションに役立つスマホアプリ
[toc]
英語ディクテーションの効果とやり方
英語のディクテーションは、英語を聞いて一語一句書きとる練習です。
やること自体はシンプルですがやってみるとなかなか難しい。
ちょっとしんどいトレーニングだけど、リスニング力がグッとアップする練習ですよ!
まずは、ディクテーションの効果とその理由。
そして具体的なやり方を確認しましょう。
英語ディクテーションでリスニング力が向上する理由
英語のディクテーション練習はリスニング力の向上に役立ちます。
その主な理由は、自分のリスニング力の弱点が把握できることにあります。
「なぜその英文が聞けなかったのか」がはっきりと分かるんだよ。
普通にリスニング練習をしていても、聞けなかった場所をただ確認して終わり。
ディクテーション練習は、英語を聞いて一語一語を書きとるから、自分がどの単語を聞き取れなかったのか明確に分かります。
その部分が聞き取れなかった原因を考えて、改善していけば、リスニングの力は向上していきますよ。
聞き取りができない原因って何があるんですか?
聞き取りができない原因は次のようなものが考えられます。
- 単に単語の知識が不足している
- つながる音が違う単語に聞こえる
- 音の欠落の知識が不足している
知らない単語は当然聞き取りができないですよね。
また、英語は単語と単語がつながるとちょっと違った風に聞こえます。
例えば、"Take a look at this."は「テイク ア ルック アット ディス」ではなくて「テイカルッカッディス」のようにつながって聞こえることがあります。
さらに、英語の音が欠落することもよくあります。
"a little"が「ア リトル」でなくて「アリル」になったり、"twenty"が「トゥエンティー」から「トゥエニー」になったりします。
英語の音が聞き取れない原因にフォーカスできるのがディクテーションの最大のメリットだよ。
英語ディクテーションの具体的なやり方
それではディクテーションの具体的なやり方を考えていきましょう。
教材については、あとで説明しますが、1分〜3分くらいの長さの英文を使いましょう。
ディクテーションの手順
- 英語の音声を1文ずつ聞いて書きとる(書く時間は確保)
- 繰り返し何度もこれ以上聞き取れないまで聞く
- 英文のスクリプトを見てチェックする
- 聞き取れなかった原因を分析する
- 聞き取れなかった部分を中心に声に出して練習する
4番目の分析と5番目の復習が大切。
知らない単語は覚えるしかありませんが、「知っていたのに聞こえない」場合はその部分の音の変化に弱いということだから、音の変化を自分で言えるようにしておきましょう。
シンプルなトレーニングですが、やってみると、結構時間もかかって大変なトレーニングですが、その分だけ力がつきますよ。
そして、もっとも大切なのは、何を使うか!教材選びですよ。
次に、ディクテーションの教材を選ぶコツについて考えていきましょう。
おすすめの英語ディクテーション教材
それでは、何を使ってディクテーションの練習をしたら良いか、ディクテーション教材について考えてみましょう。
まず教材を選ぶポイントは・・・
- 長さは1〜3分
- やさしめの教材から始める
一度に行うディクテーションの長さは、長くても2,3分程度にしましょう。
初心者や聞き取りが苦手な人は1分以内でもいいです。
ネイティブの話すスピードは1分間で160〜200語程度です。
1分でもかなりの量を正確に書き取らないといけません。無理はやめておきましょう。
そして、やさしめの教材を使いましょう。
やさしめってどれくらいですか?
ざっと聞いて「ある程度意味が分かるくらいのレベル」にしましょう。まったく内容が理解できないものをディクテーションするのは、ちょっと難しいし、効果が薄い。
自分のレベルに応じた教材を利用しましょう。
おすすめの英語ディクテーション教材①英語は書いて身につける
英語の内容は、初級の英会話程度で初めてのディクテーションにちょうど良いレベル。
「英語は書いて身につける」というタイトルどおり、英語を聞いて書きとりをしていきます。
リスニング→ディクテーション→音読というサイクルで聞く力を伸ばします。
音読にも力を入れている教材だから、聞き取れなかった部分をちゃんと復習できる。
著者は、NHKラジオ英会話で有名な岩村圭南氏。特に、スピーキングとリスニングの教材作りには定評のある方ですよ。
おすすめの英語ディクテーション教材②ゼロからスタート英語を聞きとるトレーニングBOOK
短い英文から、会話文、長文へスモールステップで聞き取りの基本を学ぶことができます。
最初は母音や子音の聞き取りなどから始まるので、聞き取りのコツやポイントも分かりやすい。
1日10分という時間設定も取り組みやすくて良いですね。
英語ディクテーションに役立つアプリ(中級者向け)
続いて、英語ディクテーションに使える無料アプリを2つ紹介します。
このアプリを使ったディクテーションは中級者以上向け。
ある程度英語は聞こえるけど、もっと確実に英語の聞き取りができるようになりたいという人向けです。
VOAPod - VOAで英語を学ぶ
VOA(Voice of America)はアメリカの放送局で、非ネイティブのための英語学習プログラムを提供してくれています。
アメリカの最新ニュースを無料で聞くことができます。非ネイティブ向けなので、はっきりとした発音で英語を読んでくれるので、聞き取り練習にはぴったり。
音声を0.5倍、0.75倍とスローにできるので、最初はそこから始めてもいいね。
VOA Learning English - リスニングを毎日練習
Nam Nham無料posted withアプリーチ
TED
TEDは、様々なジャンルの最高級のプレゼンテーションを無料で視聴できる神アプリ。
英語学習にはうってつけの教材です。
ただし、日本人の英語の勉強のためのプレゼンではないので、ある程度の語彙力やリスニング力が必要です。
プレゼンは10分〜と長めなので、全部を書き取るのではなく、最初の「3分だけ」というように、時間を決めて聞き取りをしましょう。
慣れるまでは、最初は日本語字幕で聞いて内容を理解してから、ディクテーションをしてみよう。
TED
TED Conferences LLC無料posted withアプリーチ
スタディサプリENGLISH - 新日常英会話コース
「スタディサプリENGLISH - 新日常英会話コース」は「聞く」から「話す」までを1つでカバーする神アプリ。
実質月額980円で4技能すべての英語学習ができます
有料にはなるけど、あれもこれもと、たくさんの教材をするのが面倒という人にはかえって安くつくよ。
もちろんディクテーションの練習もできます。下の動画で確認してみましょう。
登録後7日間は料金が発生しないので、1週間試してみると良いですね。
「スタディサプリENGLISH - 新日常英会話コース」に申し込むと「スタディサプリENGLISH - 日常英会話コース」も利用できるので、1講座分の料金で2講座受講でき、コスパは高いですよ。
英語ディクテーションはやる価値あり
今回は、英語のリスニング力を劇的に向上させるディクテーションについて紹介しました。
もちろん「ディクテーションだけ」でリスニング力が上がるわけではありませんよ。
日頃から単語を覚えたり、リスニングしたりと英語の学習をしていくことが大前提。
その練習にディクテーションを取り入れ、聞き取り力をチェックして、見直しをすることで、その効果がグッと上がります。
ディクテーションは楽な勉強方法ではないけど、やるだけの価値があるよ。
そうですね。毎日ちょっとずつやってみます!
英語のリスニング力を上げたい!という人は、ぜひディクテーションにチャレンジしてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。