おすすめ学習法

【英語の勉強の仕方が分からない人】すぐに取り組める3つの学習方法|現役英語教師が解説

2021年5月2日

悩む学生

英語の勉強のやり方が分からないんですけど、何から始めたらいいですか?

英語の勉強をやる気になっても、勉強の仕方、何から始めたらいいのか分からないと、やる気がどんどん失せていくよね。

たそ

今でこそ英語教師をしている私ですが、かつては英語なんかまったくできないし、勉強の仕方も分からなかった

かつての私のように、「英語が苦手だけど、英語力をあげたい!具体的な勉強方法が知りたい!」と考えている人は多いはず。

この記事では、そんなあなたの疑問に答えます。

この記事で分かること

  1. 簡単で効果的な3つの英語勉強法
  2. 英語学習を成功させるコツ

動画でも解説しています。合わせてご覧ください。

英語の勉強の仕方が分からない人向けの3つの学習方法

英語の勉強の仕方が分からない人の3つの学習方法
超初心者向けの3つの学習方法を押さえましょう

英語の勉強の仕方が分からない」という英語超初心者が取り組むべき3つの学習方法を紹介します。

ネット上の口コミによくあるような、お手軽で楽しそうな学習方法ではありません。

しかし、20年以上英語に関わってきた経験から言えますが、英語力を上げるために確実に効果のあるものです。

やっぱりある程度の努力は必要。

たそ

英語の勉強の仕方が分からない人の学習方法その①基礎単語を覚える

まずは基礎単語を覚える

英語の勉強の仕方が分からない人がまずすべきことは、基礎単語を覚えること

当たり前かもしれないけど、英語や言葉の基本は語彙力です。

特に、英語がさっぱり分からないという人はまず単語をしっかりと押さえましょう。

悩む学生

どれくらいの単語を覚えたらいいですか??

まずは中学英語レベルをしっかりとマスターしよう。

たそ

中学校卒業までに習う英単語の数は2200語~2500語(文科省『学習指導要領』による)。

2500語と言われると多いかもしれないけれど、数字や曜日、月、be動詞やdog(犬)、cat(猫)のようなとても簡単なものも含まれるので、そこまで多いわけではありませんね。

中学英単語を覚えるには単語帳を使って覚えるのが手っ取り早くておすすめです。

単語帳といえば、この旺文社のターゲットシリーズがおすすめ。

  • 入試に出る順だから、重要な単語を効率的に覚えられる
  • 音声が無料でダウンロードできて、発音も同時に学べる
  • 巻頭の「重要語グループ暗記」では動詞の活用などの重要項目がまとめられている

単語を覚えるときは必ず発音も一緒にチェックしておくこと!!

たそ

暗記をするときのコツですが、やはり声に出すことはとても大事。

小学校の頃に「かけ算九九」を声に出して覚えたのではないでしょうか?

自分で声に出した方が記憶に残りやすい。

単語帳をただ読むだけではなく、書く練習(スペルを覚えるため)をしたり、声に出したりして、目・手・口・耳など五感をフル活用して覚えると早く覚えられます。

このターゲット以外のおすすめ単語帳については、別の記事で紹介していますので、合わせてお読みください。

【現役英語教師がすすめる】英単語帳10選|高校入試からTOEICまで

続きを見る

英語の勉強の仕方が分からない人の学習方法その②中学英文法のマスター

英語の基本ルールを押さえる

英語の勉強の仕方が分からない人が、基礎単語と一緒に取り組むべきことは、中学レベルの基本の英文法に取り組むこと。

悩む学生

英文法は苦手なんです・・・

英文法が苦手な人は、中学校レベルの基本文法をまずマスターしよう!

たそ

「文法が苦手」という人は多いけれど、基本的な英語のルールは最低限知っておかないと、英語力は上がらない

大学入試や英検、TOEICなどの検定試験の文法問題などに取り組んでも、超初心者にとってはあまり効果はありません。

ここで取り組むべきは、中学校レベルの英文法

高校で英語を教えている経験からいうと、中学校できっちりと基礎文法が身に付いている生徒は伸びが違いますよ!

たそ

高校生でも、大学生でも、社会人でも、「英語の勉強の仕方が分からない」と悩む人は、中学英文法から始めましょう。

中学英文法には英語のエッセンスが詰まっていますよ。

中学英文法の学習には、当ブログでもおすすめの『SUPERSTEP中学英文法』の一択。

シンプルで的確な説明がウリの中学英文法の定番参考書。

説明がごちゃごちゃしていないので、「英語の勉強の仕方が分からない」という超初心者が勉強する最初の一冊としては最適です。

ただし、この参考書には、問題がついていないので、完全準拠問題集をセットで使うことをおすすめします。セットで使うと効果倍増です。

『SUPERSTEP中学英文法』については、別の記事でもまとめていますので、合わせてお読みください。

名著『くもんの中学英文法』が改訂。使い勝手をレビュー|現役英語教師が解説

続きを見る

英語の勉強の仕方が分からない人の学習方法その③音読で英語の回路を作る

初心者におすすめの英語音読

英語の勉強の仕方が分からない人が取り組むべき最後ステップは英語音読

悩む学生

え?英語を音読するだけですか?

英語の音読は、きっちりと取り組めば簡単で効果が高い学習!

たそ

英語音読と聞くと、「ただ英語を読むだけで意味がない!」と考えかるもしれませんが、正しく取り組めばとんでもない効果が得られる英語学習。

英語音読の効果

  • 英語の発音・リズム・イントネーションが身に付く
  • 単語や熟語、文法知識が頭に残りやすい(覚えやすい)
  • 英語を読むスピードが速くなる
  • 頭の中に英語の回路ができる

英語を声に出して音読するだけで、こんなにたくさんの効果が期待できる。

声に出すのだから、英語の発音・リズム・イントネーションが身に付くのは当然。

さらに、繰り返し何度も読むことで、英文の単語や熟語などの語彙、さらに文法的な知識も記憶に残りやすくなります。

また、当然ですが、音読をするときに、いわゆる返り読みをせずに、英語の語順通りに読みます。日本人にお馴染みの返り読みをやめて英文を読むようになって、読むスピードが上がっていくんですね。

英語の音読をまともにやらない生徒が多い!とても残念・・・。

音読ほど手軽で英語力が上がる学習方法はないですよ!

たそ

音読についての詳しいやり方については、別の記事でまとめていますので合わせてお読みください。

具体的な方法から、おすすめの教材も紹介しています。

【英検・TOEIC対策にも】3ステップ正しい英語音読の方法

続きを見る

いろいろと効果が満載の音読だけど、音読をする上でのルールを守っておくこと!

たそ

音読の注意点

  • 100%理解できている英文を使う
  • ネイティブの音声をしっかり聞く

音読する英文は、内容や語彙、文法のポイントなどを100%理解しているものを使いましょう。

理解できない英文をいくら読んでも、効果は薄い。

さらに、CDや音声アプリを利用して、ネイティブの発音やリズム・イントネーションをしっかり聞いて、真似をすることも大切ですよ。自分なりのデタラメの発音で読んでも、あまり効果的とは言えませんからね。

以上のように、「英語の勉強の仕方が分からない」という人は、3つの学習を基本として取り組めば大丈夫。

  • 基本となる単語を覚える
  • 中学英文法を押さえる
  • 音読に取り組む
悩む学生

英語の勉強の仕方は分かりましたが、勉強を成功させるコツってありますか??

では、最後に英語学習を成功させる秘訣について紹介しておくね。

たそ

英語学習を成功させるコツ

英語学習を成功させるコツ
英語学習成功の秘訣

それでは、最後に英語の学習を成功させる秘訣について解説しておきます。

悩む学生

成功の秘訣!ぜひ知りたいです!

大切なのは、学力の伸び方を理解すること。

たそ

英語に限らず、全ての学習において、勉強の量や時間に対して、直線的に学力が上がるわけではありません

イメージとしては、階段上に学力は上がっていく、と考えましょう。

英語力の伸び方を知ろう

ちょっと勉強したからといって、すぐに結果が出るわけではありません。

最初は、勉強しても学力が上がったという実感がない状態がしばらく続きます。その期間を我慢して勉強を続けていくと、パッと、学力が上がります。

そして、また結果が出ない時期が続き、またパッと学力が上がる。この繰り返しです。

勉強を成功させるコツは、伸びない時期にあきらめずに勉強を続けること!

最低3ヶ月は結果が出なくても勉強を続けることだね。

たそ

まとめ 英語の勉強の仕方が分からないと悩むより慣れろ!

まずは慣れるために3つの取り組みを

今回は、「英語の勉強の仕方が分からない」と悩む人むけの英語学習3つの方法を紹介しました。

この3つの方法は、「楽して」、「あっという間に」というものではありません。

極めてオーソドックスな方法で、だからこそ効果のある学習方法です。

先ほども説明しましたが、勉強をスタートしてしばらくは我慢の日々が続きますが、諦めずにコツコツ続けると、きっと「英語が分かるようになった」と思う瞬間が訪れます。

あれこれ悩むよりも、今回紹介した方法を早速実践してみましょう。

まずは、3ヶ月我慢して継続していきましょうね。

英語は、正しく努力すれば、誰でもできるようになる!

たそ

最後までお読みいただきありがとうございました。

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