英作文が苦手。英検のライティングや大学受験の自由英作文対策は独学でなんとかできる?
英作文が苦手だけど、忙しくて英語の塾に行く時間も余裕もない。独学でなんとかしたい。
そう考えているのはあなただけではありません。
私も、独学でライティングを勉強して、大学受験や英検などのエッセイを書けるようになったよ。
自分の意見を書くような長い英文で「何を、どうやって、書いていいのか分からない!」と悩む人も多い。
英検準1級で120〜150語、英検1級では200〜240語。大学入試でも100語程度は書かないといけない大学も多い。
この記事では、英語のエッセイライティングを独学で勉強する方法について解説します。独学での勉強方法から、ライティングの教材、ツール、サービスまでを紹介します。
英語のエッセイライティングをなんとかしたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
- 英語ライティングの2つの勉強方法
- 英語ライティングの勉強に使える教材とツール
- 英語ライティング力を飛躍的に上げるサービス
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注意
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独学でできる英語ライティングの2つの勉強
英語のライティングの勉強法は大きく2つあります。
この2つの勉強を同時進行にしていきましょう。
2つの方法
- 正確に正しく書く勉強
- 良い構成で書く勉強
エッセイ・ライティングや自由英作文であっても、まずは正しく正確に書くことが大切。
ただし、そんなに難しい表現を身につける必要はなく、標準的なレベルの英語で良いので、正確に書く練習が必要です。
そして、100語を超えるエッセイのような長い英文を書くために、文章の構成を身につける必要がある。
どんなにたくさん英語を書いても、中身がない、問いに答えていない、構成が悪い、となればバッサリ0点です。
正しく書くこと、文章の構成について、それぞれ見ていこう。
独学の英語ライティング勉強法① 正しく書く
独学の英語ライティング勉強法①は正しく書く練習をすること。
簡単な表現でも良いので、正しく正確な英語を書かないと、いくら100語、200語書いても意味がない。
まず正確に書けないとダメなのね。
きちんとした英語を書く勉強方法は次の3つのポイントを押さえると良いですね。
- 使える例文を覚える。
- 繰り返し何度も書く。
- 簡単な日本語で考える。
まずは正しい例文を覚えながら、基本的な和文英訳の問題を繰り返すという練習が、地味ですが一番効果的。
その時に、難しい日本語や表現を簡単な日本語で置き換えたり、言い換えたりできれば完璧です。
英語はスポーツと同じで地道な基礎練習が大切になるよ。
基本となる和文英訳の勉強方法については、別の記事でまとめていますので、合わせてお読みください。
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【一番簡単な】英作文の練習方法(和文英訳編)
続きを見る
英語を書くことが特に苦手で「イチから英語を書く勉強がしたい!」とお考えの人には、名著『書く英語』がおすすめ。
中学校の最初の基礎の「き」から書く練習ができる参考書です。
『書く英語』は、本当の基礎から学べること、圧倒的な練習問題の数が魅力。詳細は下の記事をご覧ください。
-
【いちから英作文をやり直す】参考書『書く英語』レビュー|現役英語教師が解説
続きを見る
独学の英語ライティング勉強法② 構成よく書く
独学の英語ライティング勉強法②は構成よく書く練習をすること。
いくらたくさん英語を書いても、「だらだらと長いだけで内容がない、パラグラフ構成がめちゃくちゃ」。
こんな英文では、相手に伝わらないし、試験でも合格点は程遠い。
確かに・・・。たくさん書くことに必死であまり英文の構成まで考えてない・・・。
100語以上の長い英作文やエッセイを書くとなると、大切なのはパラグラフ構成。
何から書き始めて、どのように論を展開していくか。
これができないとぐだぐだの英文になってしまいます。
パラグラフ(構成)を意識したライティングの勉強方法は次の2つ。
- 英語の文章の構成方法を学ぶ
- ディスコースマーカーを身に付ける
文章構成とディスコースマーカーについて勉強して、構成を真似をして書く練習を繰り返すのが一番。
文章の構成についての勉強方法や使用教材については、別の記事で詳しくまとめていますので、合わせてお読みください。
-
【実は簡単!】自由英作文の対策方法|おすすめ問題集3選
続きを見る
以上のように、エッセイライティングの独学方法の王道は、正しく書く練習と英文の構成を学ぶ練習の2つを積み上げることです。
さらに、この学習方法の中に、添削指導を取り入れると、ライティング力は飛躍的に向上します。
それでは、次に添削指導について解説をしていきます。
英語ライティングは添削指導で飛躍的に向上する
英語のライティングに練習は、実際に自分で書いて自己添削をすることの繰り返し。
しかし、添削指導を利用すると、自己添削では気づけない英文のミスや、文章構成のアドバイスが受けられ、ライティングの技術がググッと向上します。
ただし!ある程度書けるレベルになってから添削指導を受けた方が良い!
ライティングの添削指導を受ける際の注意点
先ほど紹介した、2つの勉強方法(正しく書く、構成を学ぶ)をして、そこそこ書けるようになってから添削指導を受けないと、添削どころか全文書き直しのようになって、あまり意味がありません。
私も生徒に添削を頼まれますが、どこから添削したら・・・と悩むような作文がたくさんあります。
でも、添削指導って誰に頼んだら良いのですか?
添削指導を受けたいのなら、中高生であれば、私のような英語の先生にお願いするのが一番良いです。
何しろタダだし、先生は喜んで添削してくれます。
身近に頼めるような人がいない場合はオンライン添削という手段もあります。
英語のライティング添削にはオンラインがおすすめ
ここでは、英語学習に役立つオンラインでの添削サービスを無料と有料を1つずつ紹介します。
独学で勉強を続けながら、自分の英語力チェックの意味合いで利用すると良いですね。
オンライン英文添削アイディー
英文添削アイディーは、日本人講師とネイティブ講師から添削指導を受けることができるサービス。
添削には2種類あります。
解説無しのお手軽添削と解説付きの学べる添削。
お手軽添削の方が料金も安いので、必要に応じて利用できますね。
添削にもかなり種類から、自分に必要な添削を選びます。
アイディーのサービス
- 持ち込み英文添削
- 英語日記課題添削
- 日替わり英作文課題添削
- 自由英作文課題添削
- 和文英訳課題添削
- 写真描写課題添削
- 英文Eメール課題添削
例えば、英検のエッセイ・ライティングの添削指導を受講したいなら「自由英作文添削課題」を選べば良いですね。
また、自分が書いた英検の過去問の添削を希望する場合は、「持ち込み英文添削」を選択すれば、自分が書いた答案を添削してもらえます。
オンライン添削はかなり有効な手段ですが、一番の問題はコスト。
英語専門家やネイティブのチェックや解説が付くので、多少高くなるのは仕方ないところです。
1単語あたりのポイント制で少しわかりにくいですね。
1ポイントが約8.9円だから「学べる添削」で200語を依頼すると約1,780円かかります。
「お手軽添削」ならば20%割安になります。
結構高いのね。
いつも利用するのはコスパが悪いので、月に1回、大事な試験の前、と決めてやれば良いですね。
普段は独学で書く練習をして、試験の前だけに数回添削を受けるという方法がコスパが高く効率的ですね。
また、お得な定期券払いもありますよ。
今なら100ポイント分が無料で付与されるので、試しに登録して添削指導を受けてみましょう。
月に1回とかで指導受けるなら、そんなに費用はかからないから効果的ね。
無料で使える添削サービスGrammarly
このGrammarlyは、スペルミス、冠詞(a / the )、動詞の-s(単数・複数)といった基本的な添削をしてくれるサービス。
無料で基本的な添削が受けられる。
左側に英文を打ち込む、またはペーストすると、右側にすぐに添削候補が出てきます。
スペルミス、冠詞のチェック。無料版だとここまでの機能になります。
文法的なミス、より良い単語の選択などのチェックが受けたい場合は、有料版を利用することになります。
英語ライティングを独学していく中で、時々、添削指導を利用すると、ググッとライティング力が向上しますよ。
うまく添削サービスを利用すると良いですね。
それでは、次にエッセイライティングの勉強をより効率的かつ効果的にしてくれる必須ツールである「辞書」について解説をしていきます。
英語ライティングの独学で必須のツール
英語のライティングを独学で勉強するために持っておくべき必須のツール。それは電子辞書。
特に独学で勉強する場合には、電子辞書の有無で効率がまったく違います。
電子辞書のメリットは・・・
- 複数の辞書が同時に検索できる。
- 単語の使い方(語法)や例文を参考にして書ける。
複数の辞書をパッと調べられるのが最大のメリット。英和辞書、英英辞書、さらにコロケーション辞書が入っているものがあれば良いですね。
コロケーション
collocation(コロケーション)は、ある単語と単語のよく使われる自然な組み合わせのことです。
日本語で考えると「線を書く」と「線を引く」どちらがより自然か?というようなことになりますね。
有名なコロケーション辞書は『Oxford Collocations Dictionary For Students of English』ですね。ある単語とセット使われる単語を知りたい時には大変便利。
多くの辞書を使いこなしていくことで、ライティングの能力はグッと向上。
しかし、たくさんの辞書を持ち歩いて、1冊ずつ辞書を引くのも難しい。
電子辞書は1台に数種類の辞書が入っているから本当に便利です。
おすすめの電子辞書の選び方についての詳細は下の記事をお読みください。
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【2024年版】英語学習のマストアイテム電子辞書|現役英語教師おすすめ11選
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手っ取り早くおすすめの電子辞書は???となるとカシオのエクスワードがど定番です。
高校生向けの英語強化モデルXD-SX4900であれば、大辞典もコロケーションの辞書もあるのでコスパが高いですよ。
英語のライティングは独学で身に付く
今回は、英語のライティング、特に長めの作文やエッセイライティングの独学での勉強の仕方について解説してきました。
英語学習の基本は、まずは土台となる基礎的な力を身に付けること。
そのために、コツコツと毎日少しでも書く練習をしていきましょう。
この記事のまとめ
- 正しく書く練習をする
- 文章の構成と組み立てを学ぶ
- 電子辞書を利用して効率を上げる
- ある程度長い文章が書けるようになれば、添削指導を受ける
コツコツと積み上げていくことが一番の近道です。
焦らずやれば、書く力はきっと向上します。
私もこの方法で英語を書くということができるようになりました。
書くことに悩む方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。