おすすめ学習法

初心者向けの英会話【独学】勉強方法|現役英語教師が解説

悩む人

英会話ができるようになりたいけど、英語初心者の私でも一人で英会話の勉強ってできるかな?

もちろん独学でできる勉強はたくさんあるよ。私自身、ほぼ独学で英会話できるようになったからね。

たそ

英会話の勉強のために、英会話スクールに通うことができれば良いですが、時間的な都合や金銭的な問題で通うことができない人もいれば、自分の英語力に不安を感じて、なかなか踏み出せない人も多いはずです。

この記事では、独学でできる英会話の学習方法を解説します。

独学でのポイントや、初心者でもできる学習方法を解説するので、英語力に自信がない人でも自分のペースで英会話の勉強ができるはずです。

是非最後までお読みください。

この記事で分かること

  • 英会話独学のポイント
  • 英会話の学習方法3ステップ

英会話独学の4つのポイント

英会話独学の4つのポイント
まずはポイントを確認

それではまず独学で英会話を勉強するための4つのポイントについて解説をしていきます。

まずはこの4つのポイントをきっちり押さえてから学習に取り組んでほしい。

たそ
悩む人

まずは勉強のポイントを掴んでおくことが大切ね。

英会話独学の4つのポイント①計画を立て習慣化する

英会話独学の4つのポイント
①計画を立て習慣化する
計画と習慣

英会話独学の4つのポイント①は勉強の計画を立てて、習慣化すること

いくら英語の勉強を頑張ろうとしても、デタラメな勉強をしていては思うような効果や結果は得られない。

悩む人

デタラメな勉強??

勉強をやったりやらなかったり、勉強するにしても勉強内容がいつも違う、という勉強のやり方だね。

たそ

特に、独学の場合は、誰かが勉強の計画や内容を決めてくれるわけではないので、自分で学習の予定や内容をしっかりと決めておくことが必要です。

計画や学習内容を作っておくことで、独学でも英会話の勉強を習慣化することができます。

悩む人

習慣にするのが大切とは思うけど、勉強を習慣にするのって難しいよね。

英会話の勉強を習慣にするのは次の手順がおすすめです。

  • 毎日勉強をする内容を決める
  • 決めた学習内容をするためのスケジュールを作る
  • スケジュールをこなすことで勉強を習慣化する

まずは毎日やるべき勉強内容をきちんと決めて、日々のスケジュールを作って実行していきましょう。

具体的な計画例は、この後の学習方法と合わせて紹介していきます。

英会話独学の4つのポイント②スキマ時間を活用する

英会話独学の4つのポイント②スキマ時間を活用する
スキマ時間を活用

英会話独学の4つのポイント②はスキマ時間を活用すること

そもそも独学で英会話を勉強しようと考えている人は、日々の学習時間があまりガッツリと取れない人が多い。学生であれば学校の授業や部活動、社会人であれば仕事や家事などやることがたくさんあります。

悩む人

たしかに、英語の勉強にあまり時間取れないかもしれないわね。

毎日少しずつでも勉強を続けていくためにも、ちょっとしたスキマ時間を利用していきましょう。

スキマ時間例

  • 通勤・通学の電車やバスの中
  • 仕事や学校の昼休憩
  • 寝る前のちょっとした時間

ほんの数分からでもスキマ学習には十分です。

スキマ時間を利用して、単語を覚える、リスニングをする、英語日記を書くなど、少しの時間でできることはたくさんあります。

独学で英会話学習を続けていくためには、スキマ時間をうまく活用することが必要です。

英会話独学の4つのポイント③口を動かすことを意識する

英会話独学の4つのポイント③口を動かすことを意識する
口を動かすことが大切

英会話独学の4つのポイント③は意識して口を動かすこと

悩む人

口を動かすってどういうこと?

声を出すことを意識した勉強をすることだね。

たそ

日本人はとにかく英語を話すことが苦手。

苦手な原因は、圧倒的に、話すこと、声を出すこと、の練習不足によるものです。

特に、英会話の勉強をするのであれば、独り言でもなんでも良いから口を動かして、英語を声に出すことを意識することが大切になります。

具体的な「口を動かす」勉強法については、この後で解説します。

英会話独学の4つのポイント④インプットにも力を入れる

英会話独学の4つのポイント④インプットにも力を入れる
インプットも抜かりなく

英会話独学の4つのポイント④はインプットにも力を入れること

悩む人

英会話だからアウトプット(話すこと)の方が大切なんじゃないの?

もちろん英会話の勉強にとって、アウトプット(=英語を話すこと)はとても大事ですが、アウトプットばかり練習することはおすすめしません。

そもそもインプット(=英語の基礎知識)がなければ、何をどう英語で話して良いのかさっぱり分からないよね。

たそ

特に、英語の初心者の人にとっては、「自分の英語力に自信がないこと」が大きな壁になっている人が多く、「デタラメな英語を話すのが恥ずかしい」と思ってしまう人もたくさんいるでしょう。

英会話にとって、アウトプットはもちろん大事だけど、ベースとなる英語の基礎知識(インプット)の勉強をしっかりとしておくことが大事になります。


ここまでは英会話の独学4つのポイントについて解説をしてきました。

  • 計画を立てて習慣化する
  • スキマ時間を活用する
  • 口を動かすことを意識する
  • インプットにも力を入れる

この4つを意識した勉強をすることで、英会話の独学はうまくいくはずです。

それでは次に具体的にどんな勉強をするのかを解説していきます。勉強する内容や教材の例も紹介しますので、是非参考にしてください。

3step 英会話の独学勉強法

3step 英会話の独学勉強法
3ステップ英会話の勉強

ここからは英会話の独学での勉強方法を3つのステップで解説していきます。

目指すレベルは日常英会話ができるレベル

目安としては、1日1時間(+α)で3ヶ月完成を目指しています。

英会話の勉強3ステップ

  • 英語の基礎力を付ける
  • 話す練習をする
  • 英会話を実践する

3step 英会話の独学勉強法①英語の基礎力を付ける

3step 英会話の独学勉強法①英語の基礎力を付ける
英語の基礎力を付ける

英会話の独学勉強法の最初のステップは、英語の基礎力を付けることです。

悩む人

英語の基礎力って具体的には何??

英語の基礎力といえば、中学レベルの英単語と英文法英会話のベースとなるインプットの部分になります。

知ってる単語や文法は多ければ多いほど良いですが、日常英会話のためには最低限中学校レベルの単語と文法はマスターしておきましょう。

遠回りに思えるかもしれないけど、最初の1ヶ月は中学レベルの単語と英文法をしっかりと勉強した方が、かえって効率敵だからね。

たそ
悩む人

確かにそうかもね。単語と英文法ってどんな勉強をしたらいいの?

英単語は、中学生や高校生向けの単語帳を利用したり、スマホアプリを利用したりすれば、スキマ時間を活用した勉強ができます。

中学英単語の定番の単語帳は『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』。

高校入試向けではあるけど、よく使う単語を効率的に勉強ができるし、音声のダウンロードはもちろん、無料のリスニングアプリも使えるので、英会話に必須である音も一緒に勉強することができます。

中学英文法をマスターするためのおすすめ教材は、『SUPER STEP中学英文法』とその問題集の2冊。

SUPER STEP中学英文法』は中学英文法をシンプルにまとめた参考書という位置付けで、英文法の説明が中心で、問題がついていないので、問題集をセットで使うのが理想です。

扱っている内容は中学1年からの学習内容なので、かなり基礎的なことから始まるので、英語が苦手という人でも大丈夫。『SUPER STEP中学英文法』については、別の記事でもまとめています。

名著『くもんの中学英文法』が改訂。使い勝手をレビュー|現役英語教師が解説

続きを見る

おすすめの使い方は、先に問題集に取り組んで、間違った問題やわからない問題のポイントとなる部分を、『SUPER STEP中学英文法』で確認する、というやり方が効率的です。

先ほど言ったように、最初の1ヶ月は、中学英単語と中学英文法でインプットを強化した方が良いです。

具体的な勉強の計画例を挙げてみると・・・

英単語と英文法の学習計画(例)

  • 朝起きて30分間英単語を勉強する(1日60語発音する)
  • 夜寝る前に30分英文法を勉強する(1日0.5章)
  • スキマ時間は単語帳を見たり、単語を聞いたりして、英単語の復習をする

毎日やるべき勉強は朝の英単語と夜の英文法の2つだけ。スキマ時間は単語の復習に割きましょう。

今回紹介した『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』は1800語英単語が載っているので、毎朝60語を、日本語の意味を考えながら、英単語を声に出して発音します。

そして、夜は『SUPER STEP中学英文法』に取り組みます。全部で15章あるので、2日で1章ペースで構いません。週末(土日)で時間的に余裕があれば、1日1章にして、1日休養日を作るのも良いですね。

通勤や通学などちょっとしたスキマ時間は単語帳を見直したり、音声を聞いたりして、英単語の復習をします。

このように、やることをはっきりと明確にして、毎日コツコツと単語と英文法を勉強し、英語の基礎力アップに努めましょう。

3step 英会話の独学勉強法②英語を話す模擬練習をする

3step 英会話の独学勉強法②英語を話す模擬練習をする
話すための練習をしましょう

英会話の独学勉強法の次のステップは英語を話す模擬練習をしていきます。

いくら英語の基礎力が少し付いたからと言っても、いきなり話すことは難しいので、話すための練習をする必要がありますね。

2ヶ月目は、英語を声に出すことを特に意識した勉強をしていきましょう。

英語を声に出す勉強メニュー

  • 英語音読
  • シャドーイング
  • モノローグ(独り言)
  • 英語日記

この4つが手軽で初心者でもできる話すための訓練になります。

最初の2つ英語音読とシャドーイングは、ネイティブの音声を真似する練習で、「英語を聞くこと、話すこと」に効果抜群です。

英語を話すのが苦手な人にとっては、英語音読はかなり手軽に話す訓練になります。真似をするだけだけど、まずは英語を声に出すこと意識して練習していきましょう。

英語音読の具体的なやり方や教材については、別の記事で詳しく解説しています。

【英検・TOEIC対策にも】3ステップ正しい英語音読の方法

続きを見る

シャドウイングは、聞こえてくる英語を、そのまま後を追いかけるように英語を話す勉強方法です。シャドウイングは、リスニングやスピーキングの練習に最適です。

シャドーイングの詳しいやり方は、別の記事でまとめています。

【使える英語が身に付く】シャドーイングの正しいやり方

続きを見る

シャドウイングは、英会話に必須のリスニング・スピーキングの力が爆上がりする練習だけど、かなり負荷が高いので、まずは音読練習をしっかりしておきましょう。

モノローグ(独り言)と英語日記は、自分が思ったことを英語で表現する練習。

自分で英語を話すモノローグは、なんでも良いから思ったことをネイティブになりきって英語を話すこと。

時間を決めて、制限時間内は一人で英語を話し続けます。

大事なことは「英語を話すこと」だから、多少のミスは気にしないこと。一人で英語を話すんだから、恥ずかしがらずにドンドン話していきましょう。

英語日記は、英語を話すことではないけど、その日に会ったことや自分が考えたことを日記として英語で書いていくのだから、英語の表現力の練習になります。

これも誰かに見せるものではないから、ミスをしても構わない。自分が書きたいことを英語で書くときに必要な単語や表現を調べていけば、かなり英語の表現力が身に付きます。

英語日記については、別の記事でまとめていますので合わせてお読みください。

【1日1行から】英語日記の書き方|現役英語教師が解説

続きを見る

2ヶ月目はの具体的な計画は次のようなものが考えられます。

声に出す学習計画(例)

  • 朝起きて30分の英単語は継続する
  • 平日は20分の音読、週末はシャドーイングをする。
  • 夜寝る前に英語で日記を書き、書いたことを一人で話す。
  • スキマ時間は単語帳を見たり、単語を聞いたりして、英単語の復習をする

朝起きてからの英単語練習とスキマ時間の英単語の復習は継続しましょう。語彙力は英会話の基本です。たくさん知っていればいるほど、英語を話すことが容易になります。

毎日20分程度は音読とシャドーイングの時間を確保しましょう。

両方するとしんどいので、平日は音読だけを頑張って、負荷の高いシャドーイングは週末にすると、無理なく勉強をできます。

毎日5分程度でいいので英語で日記を付けましょう。そして、自分の書いた英語日記の内容について独り言で話しましょう。

独り言は時間を決めておきます。例えば、1分と決めたら1分間は英語を話し続けます。

このモノローグが難しいようなら、最初は自分が書いた英語日記を音読するだけでも構いません。慣れてくると、制限時間いっぱいに、英語日記に書いた内容を膨らませて話すようにしましょう。

英語を話す練習は、どれだけ口を動かして英語を話すががキーになります。音読やシャドーイング、モノローグでできるだけ口を動かして、英語を話すようにしましょう。

3step 英会話の独学勉強法③英語を話す実践をする

3step 英会話の独学勉強法③英語を話す実践をする

英会話の独学勉強法の最後のステップは、実践経験を積むこと、つまり実際に英会話をすることです。

ステップ2までで、基本的な英単語と英文法、そして話す練習をしているので、かなり英会話向けの英語力がついているとは思います。

最後のステップでは、実際の英会話をすることでレスポンス(反応)を高めていきます。

会話で大切なのは受け答え(レスポンス)の速さ。相手の発言にいちいち止まってしまっては、スムーズな英会話ではありませんよね。

このレスポンスの速さは実際の会話での経験値によるものが大きい。

このレベルになると、一人で練習よりも誰かと話すことが一番効果的です。私のように職場にネイティブがいればいいですが、そうした職場環境の人はあまりいませんよね。

独学で英会話の勉強の仕上げとして、オンライン英会話を利用することをおすすめします。

オンライン英会話は、レッスン料金が安く、自宅で自分の好きな時間でできるので、時間的に余裕を持って受講できますし、ほとんどがマンツーマンの個人レッスンです。

オンライン英会話のメリット

  • レッスン料金が安い
  • 時間的な余裕がある
  • ほとんどが個人レッスン

独学での英会話勉強の仕上げとしては、実際に会話することが大切。日常生活の中でなかなか英会話をする機会はないけど、オンライン英会話を利用すれば、手軽に英会話が体験できますね

オンライン英会話の選択肢はたくさんありますが、この記事では「Kimini」をおすすめします。

教材開発で有名な学研が手がけているので、教材やカリキュラムは信頼できるものですし、子供向けからビジネス向けまでコースが豊富なので、自分の目的に合った英会話の練習ができます。

「kimini」に関しては、別の記事でまとめていますので、合わせてお読みください。「子供向け」として紹介していますが、子供から大人までに対応している英会話サービスです。

【子供向けオンライン英会話】学研Kiminiのメリット・デメリット

続きを見る

まとめ 英会話を独学で勉強するなら手順を踏んでから

まとめ 英会話を独学で勉強するなら手順を踏んでから
まとめ 英会話は手順を踏んで

今回は、英語初心者でも独学でできる英会話の勉強方法について解説してきました。

最後に、もう一度おさらいをしておきます。

英会話独学のポイント

  • 計画を立てて習慣化する
  • スキマ時間を活用する
  • 口を動かすことを意識する
  • インプットにも力を入れる

3ステップの勉強法はまずは基礎力の育成からスタートです。

英会話の勉強3ステップ

  • 英語の基礎力を付ける
  • 話す練習をする
  • 英会話を実践する

今回の独学のポイントや勉強法は、私自身が実践してきたもので、効果を実感しています。

私自身、かつては英語を話すことがとても苦手でしたが、音読やシャドーイングで口と耳を鍛えてから自分の会話力はかなり変わったと感じています。

特に、英語初心者の人は、「英語の基礎力」と「話す練習」の2つを大切に練習して欲しい。

たそ

この2つがないと英会話にはなりません。

「習うより慣れろ」とは言いますが、「習ってから慣れた」ほうが圧倒的に効率的です。

特に、英会話を独学でなんとかしようと考えているなら、手順を守って勉強をしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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